2006年05月31日

歩きなれた道

今、子供の頃から歩きなれた道を通っています。
隣の駅にある会社まで自転車で通勤しているのです。
よーく、よーく知っているはずなのに、
実はしっかりと見ていなかった街。
「こんなところに、こんな小道があったんだ」
「この道は、ここにつながっているんだ」
「この家、こんなに味があったんだ」
もちろん、新しい建物もたち、あったお店はなくなり、道路の幅も広くなったりしていますが、そんなに大きくは変わっていません。

沖縄に引越してからというもの、自分の暮らすその街を、毎日しっかりと感じながら暮らしています。
たぶん自分が選んだ街でもあるし、いつかは離れていくであろう街だから。
今、ここに暮らしていることがうれしくて、楽しくて、大切なのです。
でも、実家のあるこの街は、宿命のようにわたしが生まれて育った街。
気がついたらそこにいたのです。ここがどんな場所であるかを感じるまもなく。

でも、今は違います。
歩きなれたその道すら、旅先で感じるみたいにいろんなことを受け止めています。
それが、とても面白いのです。
帰省中に、短期で仕事をするようになって3回目。
「仕事場はできるだけ自転車で通える場所がいい」と思っているわたしは、隣駅で探します。
この間は飯田橋で、今回は高田馬場
護国寺は働いていたことがあるから、のこすは「神楽坂」です。
歩きなれた道を再発見する旅は続きます。  

Posted by コトリ at 20:36Comments(2)TrackBack(0)散歩・旅

2006年05月29日

グリ、病院へ行く

またもやわが家の小鳥ちゃんと病院へ。
でも、今日は水色小鳥のグラではなく、緑色小鳥のグリ
グリは、病気知らずの強い子なんですが、少々心が繊細なところがあります。
今回、病院へ行ったのは、胸元の羽がはげてきたからです。羽毛の形が通常ならまーるいはずなのに、グリの羽毛は、途中できれたように(もみじみたいな形に)ぎざぎざしています。しかも胸元だけ。
自分でちぎってしまってるのか、なにかの皮膚炎なのか原因がわからないので、東京にいるうちに小鳥の専門病院にみてもらおうと思ったのです。

小鳥をつれて歩いていると(もちろん小さなカゴにいれて、カバーをかけて)、いつもは気にならない街や電車の音が気になります。袋の中にいるグリは、外が見えないだけに、このいつもと違う周囲の雑音をどう聞いているのだろうかと、わたしまで全身が耳になったように注意深くなります。チラっとのぞくと、グリもこちらを不安そうに見上げています。

病院での診察結果は、とくに問題はありませんでしたが、やはり小鳥はとても繊細な心をもっているのでストレスによる毛引きではないかということでした。グリ、いつも楽しそうにしているのに・・・
ちなみに、小鳥の病院はいくらくらいかかるのかというと、

初診料・・・¥1,000
栄養剤注射・・・¥700
そのう検査・・・¥700
糞検査・・・¥700
お薬・・・¥1,500
合計¥4,600

人間より小鳥ちゃんは高いのです。  

Posted by コトリ at 02:59Comments(7)TrackBack(0)ラブバード

2006年05月26日

都会で森を探す

今、毎日会社に通っているのですが、お昼休みは小さな休憩室でお弁当を食べています。
でも、今日は1人だったし気分を変えて(雨もふっていないし)、公園でランチにしようと思いつきました。でもでも緑のきれいな公園はどこに?歩いていける距離をみまわしてみても、目に入るのはビル、ビル、ビル。そして車がビュンビュン行きかう明治通りと早稲田通り。

職場は早稲田よりの高田の馬場にあるのですが、周りには飲食店がいっぱい!ラーメン屋、パスタ屋、カレー屋、タイ料理屋、ないものはないんじゃないかと思うほどのにぎやかさです。あれでは毎日、食べ歩いても食べきれないです。
ふと、那覇の港町に勤めていた頃を思い出しました。「あそこは、港の町で倉庫街だったからお店がほとんどなかったよなー」って。(ローソンとほか弁と曙ラーメンしかないのでは?)
でも、近くにお昼ねができる公園がありました。

自転車のあるコトリは、それでも都会のオアシスを探すのをあきらめません。
ずっと小道をはいっていくと「諏訪の森」という看板がたっていました。「なに?こんなところに森があるのか?」とちょっとワクワクしながら、矢印の方向へ。
ハーフゥー。なんとなくさびしい雰囲気の公園がぽつんとありました。公園っていうのはわかっていましたが、「」って名前がつくくらいだから、そこだけ樹がうっそうとしているのかなと期待していたのですが・・・。

それでも、コトリはあきらめず、グングン自転車をこいでいきました。そして、ついにたどり着いたのは「戸山公園」。ここは、小学校の頃時々遊びにきていた公園です。大きな樹がたくさんあります。木のベンチに座って、ようやくお弁当をあけることができました。
時々、空を見上げ「やっぱり緑があるところはいいな」と思うのでした。  

Posted by コトリ at 22:57Comments(6)TrackBack(0)散歩・旅

2006年05月26日

コトリのお化粧

東京に帰ってきて電車の中で目につくのが、化粧をしている人。
化粧が濃いとかそういうのでなく、電車の中でライブで化粧をしているのです。小さな手鏡をもって眉毛をかいたり、まつ毛にビューラーかけたり。
きっと駅に着いたら、好きな人が待っているのかな?
「きれいに見られたい」という気持ちと、周囲の目には無頓着なところが共存している!?
不思議だなーと、いつも思います。

さて、それはそうと、わたしはある時期を境に、
ほとんどお化粧をしなくなりました。
もともと、お化粧が得意なタイプではありませんでしたが、眉毛の形を変えて描いたり、口紅をぬったり、頬紅をつけたり、マスカラをつけたり、アイライナーをいれたり、アイシャドーをのせたり、という基本的な化粧をごく控えめにしていた時代もありました。
が、しばらく気持ちが落ち込んだ時期があって、「化粧なんてしたら皮膚呼吸のさまたげになって苦しい!」と感じるようになりました。着る服も、綿やシルクや麻などの自然素材しか着られなくなりました。そして黒色の洋服もしばらく着ませんでした。先のとがった靴も。高いヒールも。
今、思えば、あれはできるだけストレスを感じないようにするための、防衛本能だったのかもなと思うのです。

でも最近では、ナチュラル素材の化粧品も出てきてるようなので、少しずつチャレンジしたいなと思う今日この頃。お化粧をさりげなく、美しくしている人をみかけると「ああ、いいなー。かわいいなー」と思うのです。といっても、沖縄の夏の日差しでは、ナチュラル素材の化粧品なんて、すぐに汗で流れてしまいそうで心配ですが・・・

  

Posted by コトリ at 01:06Comments(3)TrackBack(0)生活

2006年05月24日

ダライ・ラマへと続く道(in 安曇野)

を歩いてきたのは、昨日の日記にも登場した謝孝浩さん
雑誌『Coyote』No.5(スイッチ・パブリッシング)で行ったチベットでは、ダライ・ラマの単独インタビューを実現したのです。願ったからといって、誰もがダライ・ラマに会えるわけではありません。むしろ、会えたことは奇跡みたいに思うほどです。謝さんは、ずっとチベット文化に興味をもっていたそうで、インドヒマラヤのスピティ地方にも旅をしています。

今回、安曇野で行われたイベント「希望の旅路 藍の空、チベットの空」の前半では、チベット取材ノスライドショーを見ることができました。ダライ・ラマが、中国支配下のチベットからインドへと亡命した(1959年)ルートをたどるこの旅は、まさにダライ・ラマへと続く道だったのだと思います。若き日のダライ・ラマがどのような思いで、このヒマラヤを越え、世界を見つめたのか・・・
わたしも、このスライドショーを見ながら「けして戻れない道を行くというのは、どんな気持ちなんだろう?」と胸がいっぱいになりました。そして、謝さんだからこそダライ・ラマに会うことができたんだろうなとも思いました。
(もしも前世というものがあるならば、謝さんはきっとチベット仏教の僧侶だったにちがいない)

イベントの後半は、謝さんの小説『藍の空、雪の島』の朗読が行われました。
カンボジアのポルポト政権下で故郷をおわれた少年ワンディの物語です。
テーマは深刻なのですが、サラサラと流れるように読めるのが不思議です。詩のように美しい言葉のせいでしょうか。声に出して読むと、ワンディの心の透明さがこの世界に浸透していくようです。
ノンフィクション『カンボジアからやってきたワンディ』(新潮社)を下敷きにして書かれたこの小説、coyoteの新井編集長と謝さんが1年半かけて生みだしました。
この日、イベントの行われた「森のおうち」の玄関に、一本のあすなろの木が植えられました。

  

Posted by コトリ at 21:56Comments(4)TrackBack(0)本・映画・アート

2006年05月23日

20年あれば・・・(in 安曇野)

「20年あれば、たいていの夢はかなえられるんじゃない?」
安曇野の森を歩きながら、友達のあきちゃんにそんな話をしました。
「なんだかすごいこと言うね。あっ、でも『SWITCH』新井編集長がたった一人で立ち上げてから、今年で20年になるんだって・・・」

わたしたちは、スイッチ・パブリッシング初の小説単行本『藍の空、雪の島』の記念イベントに参加するために、ここ安曇野に訪れていました。雑誌『SWITCH』といえば、昔から文章も写真も質が高い印象があり、最初からできあがっているもののように受け止めていたような気がしますが、立ち上げ当初の話を聞いていると「最初はどんなことも小さな一歩からはじまるし、外には見えない努力がうんとかくれているんだ」と思いました。『藍の空、雪の島』の作者の謝孝浩さんにしてみても、この小説を書き上げるまでの道のりには、さまざまな思いや経験があったようです。

なぜ心の中に「20年あれば・・・」という気持ちが浮かんだのかはわかりませんが、森の散歩の途中、突如として現れたこの思いを大切にしていこうと思いました。ほんとうにやりたいと思うことを、自分が納得できるようになるまでには、長い月日がかかることでしょう。でも、その過程は苦しみではなく喜びなのだと覚悟することで、1日の意味が変わってくるような気がします。

わたしの周りには、自分の人生や仕事を「こだわり通す」人たちがたくさんいます。
その人たちから、とてもいい影響を受けているのはたしかです。
新井編集長謝さんも、わたしが目標としたくなるような方々でした。
「自分はこれがしたい!」という気持ちを毎日磨き続けることで、いつか光の珠になるのでしょうか。

(続く)

  

Posted by コトリ at 21:58Comments(7)TrackBack(0)本・映画・アート

2006年05月23日

再び森へ。(安曇野)

先週に引き続き、「休日の森」シリーズ第二弾。
長野県の安曇野に行ってきました。
新緑が美しく、木々の間を歩いているだけで、体の中の細胞がどんどんみずみずしく生き返っていく感じ。遠くにみえる山々には、まだ雪が積もっていました。森を流れる清流の音が、今も聴こえてくるようです。

宿泊したのは「森のおうち」の中にあるステキなコテージ。敷地内には絵本美術館があり、絵本の原画が展示されていたり、絵本の図書室もあります。館長さんは、宮沢賢治さんのファンということで、コテージの名前も「ジョバンニ」。喫茶店のメニューも「注文の多いカレーライス」などなど、そこかしこに賢治ワールドが。窓から眺める景色は「緑色のフィルターをかけているのでは?」と思ってしまうほどの、緑色に包まれた森の世界でした。

この日は「森のおうち」で結婚式があり、雨上がりの森でかわいいカップルが、みんなに祝福されていました。森にはエンヤの音楽が響き、「森のおうち」まで続くバージンロードを歩く花嫁さんと父。それを待つ花婿さん。見守る家族や友だちたち。「豪華でセレブな感じのホテルでやるより、こっちのほうがずっとステキ」と思いながら幸せな2人を眺めていました。

にぎやかに、そして静かに森の1日は過ぎていきました。
(続く)

  

Posted by コトリ at 03:26Comments(4)TrackBack(0)沖縄観光ポイント

2006年05月20日

雨をくらべる。

東京も梅雨入りしたのではというくらい、が続く毎日。
そんなを眺めたり、雨音を聴きながら、沖縄のを思い出しています。
やっぱり沖縄の雨のほうが好きだなーって。
ひとたびふりだしたら、外に出て行けないほどの激しい
そして、セットのようについてくる雷の音。
「すごい雨だね。こわくて外に出られないね」と小鳥たちに話しかけては、時折小さく窓をあけては外の様子をみるのです。部屋の中なら安心。

なんでだろう。東京で聴くの音は、少しさみしい気持ちになります。
シトシト、いつまでも静かにふるからでしょうか?
車が走る音で、の音に気がつきます。

明日は、新緑の長野に行くのですが、全国的にお天気はのようですね。
それとも、今夜中にたくさんがふってしまって、明日はさっぱり晴れたらいいのに・・・

  

Posted by コトリ at 00:07Comments(2)TrackBack(0)生活

2006年05月19日

幸せのはし

今日は、中学生の同級生のレストランにいってきました。
お店の名前は「幸せのはし」四葉のクローバーがお店のシンボルマークです。
去年の10月にオープンしたのですが、同級生たちは時々ここに集っているようです。写真は、みんながおすすめの「抹茶豆乳プリン」。なめらかで、ほどよい甘さと抹茶の苦味が絶妙なおいしさ。

店長であり、シェフである寺内君は、20代の頃、中華をやったり、洋食をやったり、よくTVにも出ていたなんとか教授のエジプト料理店でも修行していました。
そして、いよいよ地元で自分の店をオープンさせたのです。
今では2人の子供がいる立派なお父さん。
いろんな苦労はあるだろうけれど、しっかりと自分の道を歩いている姿は立派です。

中学校の頃の友だちといえば、もう15年くらいの付き合いになりますが、なんだかんだといってもみんな今も仲良しです。中学を卒業してからの道はそれぞれですが、今もこうして会えば昔のままみたいです。就職したり、結婚したり、子供を産んだり、旅に出たり、失恋したり、家のあとをついだり、会わない間にはそれぞれの人生が進行しているのでしょうが。

けして付き合いのいいわたしではありませんが(どちらかというと悪い・・・)、これから先もこんなふに同級生たちと会い続けたいなと思っています。自分がどんな状況にいたとしても、そこに行けば昔とかわらない仲間たちがいるというのは、幸せなことです。

※「幸せのはし」は、有楽町線江戸川橋駅と東西線早稲田駅の中間くらいにあります。  

Posted by コトリ at 00:24Comments(2)TrackBack(0)散歩・旅

2006年05月17日

硝子の指輪

以前、サオリさんのブログで紹介していた「硝子の指輪」さん。「虹色の海」、「海に沈む月」、「桜月夜」など、ステキな名前をもったガラスの指輪を作っています。「ガラスってこんなに微妙で、複雑で、美しい色があるんだ」と驚いたものです。

そのガラス工房が、東京の吉祥寺にあるというのを知って、今回ワークショップに参加してきました。
まったくの初心者のわたしが、はたして指輪を作ることができるだろうか?と、少し緊張して臨みましたが、机の上でガスバーナーを使って作業ができるというコンパクトさに、親しみを感じました。ガラス工芸というと、もっと過酷で体力勝負のような環境を想像していましたから・・・。

いくつかの指輪ガラス玉を作ることができました。出来はというと・・・、ガラス玉は思うような形にならなかったし、指輪はいびつで付け心地は悪いのですが。それでも、すごく充実していたし、楽しかったので大満足でした。そして、ガラスが炎の中でしずくになってまさに落ちようとする瞬間の姿が、強く心に焼き付いています。線香花火が、だんだん玉を大きくして、最後に地面に落ちようとするあの瞬間の美しさ。

先生も、来ている人も、みんないい雰囲気で、なんともいえないいい1日を過ごしました。
帰りは、しーちゃんと吉祥寺のアムリタ食堂で「ほんとうに楽しかったね」と語りながら、おいしいタイ料理を食べました。

※明日(5.18の朝日新聞夕刊に先生が登場するようですよ!)

  

Posted by コトリ at 23:43Comments(4)TrackBack(0)作品