2006年06月29日

一畳のアトリエ

昨日の続き。
小さな家に2人で暮らすのだから、今までのように部屋全部を自分のもので占領するわけにはいきません。それぞれの作業スペースが必要です。パソコンデスクは彼にゆずり、コトリは一畳分の床の間をもらいました。そう、ここがこれからの工房コトリのアトリエです。

を描いたり、紅型をしたりとアナログ活動の道具はけっこう多いので、整理整頓が肝心です(苦手分野なのですが・・・)。「家に帰った時に、すぐに絵が描けるような机にしておくといい。例えば、机の上に筆や紙や絵具をおいておく」って、以前誰かがいっていました。たしかに。
作業をはじめる前に、扉をあけて、箱をとりだして・・・、みたいなハードルがいくつもあると、それだけでめんどくさくなってしまうというのは、コトリも実感としてあります。が、ゴチャゴチャしていたら作業がスムーズにいかないのでちゃんと整理されているのが条件。なかなかむずかしいのです。

もちろん、一番大切なのは「ものを作っていこう」という気持ちです。
そんな気持ちになるような環境に身をおくことが、コトリの今一番の課題です。  

Posted by コトリ at 20:07Comments(2)TrackBack(0)高江洲アパート

2006年06月28日

2人の小さな家

今週から2人+2羽暮らしを始めました。
場所は1DK高江洲アパートです。
春先、新しい家を探していたのですが、高江洲アパートが大スキだったこともあり、なかなかこれという家にめぐり合えませんでした。「ここはいいぞ」と思っても、家賃が高かったり。
まあ、そんなこともあって小さな部屋で、工夫をこらして暮らすことになりました。

別々の生活をしていた2人が一緒に暮らすということは、楽しいことだけなく、お互い気をつかったり、ゆずりあったりと小さな努力も必要なんだろうなと思います。小さな家だったらなおさらです。
のんびり、あせらず、2人のペースを作っていこうと思います。

高江洲アパート第二章スタートです。  

Posted by コトリ at 12:45Comments(3)TrackBack(0)高江洲アパート

2006年06月23日

祈りの島

           

6月23日、『慰霊の日』。
戦争が終わって、61回目の夏を迎えました。

沖縄に来るまで、日本の戦争は教科書の中の出来事でした。
大切なのは、その戦争が何年に起きて、その結果産業がどう変わってきたか。
試験のための暗記に、戦争で失った魂の痛みを探す余裕もなく通り過ぎた歴史の1ページ。

戦争の犠牲になった23万人の名前が刻まれている「平和の礎」。
その一人一人に家族がいて、愛された人生があったことを決して忘れない。  

Posted by コトリ at 15:21Comments(2)TrackBack(0)社会

2006年06月22日

15時間睡眠

沖縄に戻ってきて、はや一週間が過ぎました。
じんましんを治すためにという理由で、1日の平均睡眠時間はなんと15時間。
起きていても、眠っているような毎日を過ごしていました。
もともと長時間の睡眠が必要なタイプとは思っていましたが、自分でも驚くほどに眠れるのです。
眠っている間に、体の細胞が生まれ変わろうとしているのでしょうか。

でも、そろそろ目覚めの時です。
せっかく気持ちのいい沖縄に戻ってきたのですから、創作活動に励みたいと思います。
まずは、個展でオーダーメイドしてもらったブックカバーやTシャツの制作からです。
作りたい紅型の型もノートにたくさんかきとめていたはず。

個展の準備をしていた時のあの気持ちを、未来につなげていくこの夏。
自分の願いを叶えられるのは、自分しかいない。

そんなことを寝ぼけまなこで思うコトリでした。  

Posted by コトリ at 19:04Comments(3)TrackBack(0)生活

2006年06月21日

夏至の日に

1年で一番、お日さまが長くいる日。
6月生まれのせいか、真夏に向かって行くこの季節に惹かれます。と、いっても沖縄の太陽は強烈なので、1日中外にいるのはきびしいですが。

夜が嫌いなわけじゃない。
夜の風は少し涼しくなるし、気持ちも落ち着く。
なのに、日が長いというだけでうれしくなるのはなぜだろう?
大人になって、お日さまが長く出ていようが、沈んでしまおうが、毎日の用事は変わらず続いていくようになりました。でも、子供の頃は違いました。日が長い夏にはたくさん遊べたし、すぐに暮れてしまう冬には自由に遊べる時間が少なかったのを覚えています。夕暮れが門限でしたから。

そんな子供の頃の名残りか、夏至の今日なんだかうれしいコトリです。
1日の長い仕事を終えて海の向こうへ沈んで行く夕陽を、見送りにいってきます。  

Posted by コトリ at 19:01Comments(3)TrackBack(0)生活

2006年06月21日

Cocco 『ザンサイアン』

Coccoの歌声をまた聴けるなんて・・・
6月21日、約5年ぶりのニューアルバムが出ました。
歌声はあの時のままだけど、5年前のCoccoとは違うCoccoなんだろうなと思いました。
1回転してまた元にいた場所に戻ったとしても、それはもう別の世界を意味するのでしょう。
アルバムタイトル『ザンサイアン』は、ザン=「おもろそうし」に出てくる人魚の意、サイアン=シアン色(TrueBlue)の意、「人魚が見た蒼」という意味がこめられているとか。

01.音速パンチ
02.暗黙情事
03.夏色
04.Beauty C
05.四月馬鹿
06.Swinging night
07.野火
08.唄い人
09.愛うらら
10.インディゴブルー
11.陽の照りながら雨の降る
12.Happy Ending

アルバムジャケットは、沖縄の染め織りの布をCoccoがコラージュしたものだそうです。
8月に行われる沖縄初ワンマンライヴも楽しみです。  

Posted by コトリ at 13:51Comments(6)TrackBack(0)本・映画・アート

2006年06月20日

梅雨明け

沖縄地方、梅雨明けです。
梅雨明けの沖縄の海、とってもきれいです。
海も、魚も、珊瑚も、キラキラキラキラ。

4年前のこの季節、沖縄に暮らすための準備で訪れました。もう何回も通った沖縄、いつもは友だちがいたけど、はじめての1人沖縄。旅ではなくて「ここで暮らすんだ」と思って歩く街は、近づいたぶんだけ遠くに感じたり。

「楽園を求めて、ここに来る人はたくさんいるけれど、
生活が続かなくて帰って行く人をたくさん見てきたよ。
最初は目的があったのかもしれないけれど、
南の空気にのみこまれて、だんだんそれすらわからなくなっていくみたい・・・」

沖縄に引越そうとしているわたしに、通りすがりのいろんな人が
苦いアドバイスをくれたあの夏。

若狭公園のジャングルジムにのぼって、セミとりをする子供たちを眺めていました。
デイゴの木がつくってくれる日影で、沖縄の空気をいっぱい吸い込んで、
自分の感受性がいつもの数倍うるおっていくのを感じました。

もっていたものをぜんぶゼロに戻しても、
スキな場所で暮らしたいと思ったあの夏を、今も大切に思います。  

Posted by コトリ at 15:12Comments(6)TrackBack(0)生活

2006年06月19日

じんましん、そして休息

沖縄に戻ってきて4日がたちました。
外にもほとんど出歩かず、日記も書かずに、
3日3晩コトリが何をしていたかというと・・・
眠り、眠り、眠り、そしてまた眠りでした。
東京から送った荷物もダンボールにいれたまま、ひたすら休息。
なぜなら、起きて活動しようものなら、体中にじんましんがでてきてしまうのです。

最初は、東京での日々が忙しかったせいかなと思っていたのですが、どうもそれだけじゃない感じ。
皮膚科のお医者さんに「数年前のじんましんが体の中にのこっていて、何かをきっかけにまたでてきたのかもしれないね」と言われたけれど、それは本当なんだろうか?
原因は、食べ物かもしれないし、風邪かもしれないし、薬かもしれなくて、特定できないらしいのです。

東京と沖縄の気候の違いも、悪化の原因かもしれません。
幸いにも、まだ仕事もはじめていませんから、こうなったらとことん休息です。
こうして、ただ何もせず横になっていると、いろんな音が聴こえてきます。

まだ夜が明けないうちから朝を感じとってさえずる小鳥たちの声。
近所のおばあたちの陽気な会話。
子供の笑い声。
スコールが近づいてきて、通り過ぎる音。
学校からきこえてくるエイサーの練習。
ねぐらに戻ってくる小鳥たちの声。

1日中、夢と現実の間をいったりきたりしているので、
目覚めたとき、ここが沖縄なのか東京なのか時々わからなくなります。
テキパキと動くには、まだ少し時間がかかりそうですが、
体が「動いていいよ!」というまで、しばし眠り姫になるとします。  

Posted by コトリ at 00:50Comments(7)TrackBack(2)生活

2006年06月14日

じゃあ、またね!

1ヶ月と半月の日々をありがとう。

はじめての個展と、

高原や森と

家族と友だちと。

じゃあ、またね。  

Posted by コトリ at 13:16Comments(8)TrackBack(0)散歩・旅

2006年06月13日

江戸の絵具

絵を描くとき、布や紙を染めるとき、「色材」に何を使うか。
これは、ここ数年のコトリのテーマの一つです。
最近では、土や植物の色で染めたり、絵を描いたりと、天然の材料が気になっています。

そんな折、東京の板橋美術館で「江戸の小粋~色のパレット~」という講演会に参加してきました。板橋美術館では「江戸狩野派」の展示中ですが、さてあの日本画の色は何で描かれているのか?というのがテーマです。

化学の絵具がなかったこの時代、人々は、自然界にあるものから色をもらっていました。鉱物系・動物系・植物系。紅型で使われる顔料も、主に鉱物から作られているようです。
「今、塗っている色は、赤鉄鉱からできているんだ」とか「この青色は、藍銅鉱の色」とか「この土は何億年前から堆積したものなのね」なんて認識しながら色を塗るのは、わくわくしますし、想像の世界がふくらみます。

実は「日本画」というものに、今まで興味がありませんでした。
鶴とか亀とか、金色の屏風とか、そういうイメージが先行し、それ以上深く近づいていこうという気持ちがもてなかったのです。でも、西洋画と日本画の違いは、描くものではなくて色材の違いだということを知り、今さらですが「日本画」に憧れています。現代でも天然の絵具をたくさん使っているのは、世界的にみても日本画くらいだといいますから。

世界を歩いて、カラフルな色の土を集めて絵を描きたいです。
まずは沖縄から探索です。
  

Posted by コトリ at 00:23Comments(4)TrackBack(0)本・映画・アート