ピリオド。
コトリの人生、いったい何回のピリオドをうってきたことだろう。
もちろん人生のピリオドではなくて、日常生活のなかのちょっとした節目のこと。
仕事を始めて終わって、知りあってはわかれて、
東京にいって沖縄に帰って、沖縄にいって東京に帰って、
学校にいって卒業して、習い事をして終わって・・・。
そんなピリオドを繰り返していると、ピリオドが小型化してくるような気がします。
昔だったら一大事に思えていたことも「ちょっとした節目よね」といった感じに。
そして、また明日小さなピリオドがきます。
去年の夏から勤めていた会社を卒業するのです。
沖縄の新聞社での仕事でした。
なんというかいいタイミングでやってきたコトリに最適なお仕事でした。
おかげで沖縄の社会がかかえている問題や、それとは別次元で進んでいく楽しい沖縄の毎日を、みつめることができました。
この9ヶ月間、人生のなかで一番新聞を読みました。
そして、ローカル新聞っておもしろいと思いました。
○○村のウシさんが育てた大きなゴーヤーが紙面にデカデカとのるなんて、東京で読んでいた新聞ではありえない。
世界で何が起こっているかを知るのは大切だけれど、けっきょくのところ自分の生活が世界の中心なんだと思います。
この仕事を通して、コトリは大切な世界観をみせてもらうことができました。
素晴らしく楽しいお仕事でした。
けれども、また一つ前に進みます。
歩きなれた道は心地いいけれど、新しい道もまた楽しいのです。
軽やかに、風が通り過ぎるように小さなピリオドをうっていくのでした。
関連記事