不動産屋さんいろいろ
最近、家探しをしているというお話を書きましたが、物件を実際に見せてもらう楽しさの他に、不動産屋さんとお話するという楽しみがあります。
十人十色といいますか、みなさん個性豊かで印象にのこる人たちばかりです。
まず初めに行った神楽坂のT商事のTさんは、お調子者な感じで口が悪い。「こんな客がいてさー、困っちゃうんだよね~」とか「口には出さないけれど、内心そう思ってたんだよね」とか、裏舞台の話をガンガンしてくる。あれ?コトリもお客さんの一人のはずなんだけど・・・。
江戸川橋のE商事のMさんは、うってかわって丁寧で腰が低い方。「ここ以前映画で使われたんですよ」「ここの家はドラマで使われていました」とか「氷川きよしが歩いているって話です」と、見かけによらず芸能ネタに強い。家の話をしていくうちに「不動産の営業の口車に乗せられて、家なんて買うもんじゃないですよ、不動産屋がいうのもなんですが」なんて本音まで飛び出してきました。
神楽坂のH不動産のドアをあけると、耳の少し遠いおじいさんが一人。「ここは本当に東京か?」というのんびりモードいっぱいでした。「引越は11月くらいが希望」と言うと「じゃあ、まだゆっくりでいいね」といって、帳簿のようなものに名前をかきとめておいてくれました。ドアを閉めたら、きっと忘れられちゃうんだろうなと思いながら、ほのぼのとして店をあとにしました。
同じく神楽坂のK不動産。こちらのOさんは、誰かに似ていると思ったら「鳩山ゆきお」。こちらも、ゆったりした雰囲気です。物件を1つ見せてもらったんですが「これはかわった物件です。なかなかいいんじゃないですか~」とニンマリ笑っていました。そして、お互い「フフフ・・・」と意味不明な笑いを交わし別れました。
家探しって面白いドラマだと思います。
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