富士山の行者と羽黒山の修験者(アースデイ1日目)

コトリ

2010年04月18日 20:33




アースデイ東京2010。昨年はコトリ工房のアースガーデン初出店で、ほとんで見て歩くことはできなかったので、今年はお客さんとして連日参加しました。
まずアースデイ東京1日目。前夜、ネットでアースデイのサイトをみているとなにやら気になるタイトルのイベントがあるではないですか。
「大地の祈り人 トーキングサークル」(富士講大先達×羽黒修験大先達)
普段は山の中でお祈りをされている長老の方々が対談するというのをみて、コトリの心のアンテナはピーン!と反応しました。これは大切なことが話されるにちがいない。

さて当日、集合場所の「虹のティピ」を探していると、大きな法螺貝を吹く音がきこえました。そちらを見ると白装束のおじさんたちが鈴をシャリンシャリン、法螺貝をプォーと鳴らしながら歩いています。うしろには数名の人。「大地の祈り人 トーキングサークルがありまーす。ご参加ください」と係りの人が言うのをきいて、わたしもその列に加わりました。こんな面白い対談だから、人が殺到するかと思っていたけれど、みんな訝しげな目でみるだけで、最終的には10人くらいの人がついていったでしょうか。

お話は、古来日本人がもっていた山岳信仰のことや、自然崇拝、アニミズム、山伏、富士山など、かなり興味深いものでした。沖縄は今もそうですが、神社という名で立派な鳥居ができる前は、人々にとって自然こそが神さまであり、仏も神もわけられることなく信仰されていたそうです。
羽黒山の修験者の星野さんが「本を読んだり話をきいているだけではわからないことがある。みなさん山に入って修行を経験しましょう!これはアウトドアです」と言っておられました。なるほど。

いつか「コトリの山伏修行体験記」でも載せられたらいいなと思います。

アースデイ1日目の前夜は夜通し強い雨がふっていました。「そうとう浄化が必要だったのかもね。ワッハッハ!」と星野さん。そうかもしれない・・・。おかげさまで、楽しい1日でした。

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