草と土色のマフラー展 コブナグサ

コトリ

2011年09月04日 15:42




湿地や原野に自生する一年草
そしてイネ科なんだと今日知りました(イネ科には親近があります)。
伊豆八丈島の伝統織物「黄八丈(きはちじょう)」を染める黄色の染料です。
またの名を「八丈刈安(はちじょうかりやす)」と呼ばれています。

はっきりくっきり黄色く染まるので、コブナグサで染めた布に藍を重ね染めして緑色にしたりします。
で、わたしも最初は布を緑色に染めるためにコブナグサを使おうと思いました。
黄色のマフラーは派手すぎるかなと思ったからです。
でも、染めてみると、レモンのような美しい色。
黄色の中に少し青がはいっているのを感じます。
重ね染めのために、ウコンも染めたのですが、こちらの黄色は少し赤がはいっている気がします。
卵の黄身みたいな色。

結局、重ね染めの下染めはウコンにまかせて、コブナグサはその色のままでマフラーにしました。
どんな色にも合う無難な色ではないかもしれないけれど、北風の吹く寒い日は、コブナグサの色がお日さまのようにあたためてくれますよ。





2011年9月19日~25日
コトリ工房作品展開催!
(東京・西荻窪・ギャラリー夢卵)
コブナグサのマフラー3本

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