物語を生きる
わたしは、自分の故郷のことをおぼえていない。
生まれる前に暮らしていたあの場所。
おぼえてなくてもかまわないし、思い出せなくても生きていける記憶。
でも物語は、わたしがこの世界に誕生する前からはじまっていたし、
今もその途中だということが、じんわりとわかりはじめた。
「頭で考えることには限界があるよ」
と教えてもらったあの日。
ほんとうにそうだね。あとになってターニングポイントとなる出来事は、
いつもの思考とは離れたところから生まれた気がする。
なんてロマンチックな世界。
ありがとう、地球で出会った友たち
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