筑前煮コトコト考えたコト
「
『生きること=食べること』というのは、ちょっと違うな」と思ったのは
、『かもめのジョナサン』(リチャード・バック)に出会った高校生の頃。食べものを得るためにだけ飛ぶ大多数のかもめたちより、いかに速く飛ぶかを追求する(時には食べることも忘れて)ジョナサンに共感し、憧れていたのです。
だけど今は心も体も健康に生きていくには
、『食べること=生きること』だなと思うのです。ジョナサンのように目標に向かっていくなら、食べることをおろそかにしてはいけない・・・。
このところ、仕事も、家での作業も集中する必要のある状況で、気がつけば「食べること」をあとまわしにしていたのです。お昼も、おにぎりを持っていくのがやっとだったし、外食したり、おかずをわけてもらったり、家でも簡単なものしか作っていませんでした。「これではいかん。」ということで週末は、最近さぼりがちだった料理をがんばったのです。
地味ですが、野菜たっぷりの「筑前煮」を作りました。
鶏肉、里芋、しいたけ、にんじん、ごぼう、たけのこ、こんにゃく。
鍋に入りきれなかった材料は、キンピラにしたり、煮っころがしにしたり、佃煮を作りました。
かつお昆布だしもたっぷり作ったので、これをベースにすれば煮物は簡単。
でも、次から次へと一気に作ったので、料理が終わった時にはどっと疲労が。
家庭で毎日、家族のごはんを作る奥さんはほんとうにすごいなーと思う。
だって、一から丁寧にいろんな料理を作っていたら、1日なんてそれだけであっという間にすぎてしまうから。
仕事やライフワークに熱中しすぎて、気がついたら「生活が荒れていた」なんてことになるべくならないように気をつけようと思う今日この頃です。
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