種を蒔く

コトリ

2006年08月22日 13:10

          
       蓼藍(タデアイ)        琉球藍          タマリンド

先日いただいたタマリンドの種をプランターに蒔きました。
ここ1年、長期で家をあけることが多かったので、なかなか新しい植物を育てることができなかったのです。もともと午前中に陽当たりのよいベランダは、植物たちにもよい環境のようで、水をたやさなければスクスク育ちます。ほんの小さな空間ですが、新しい芽が出たり、元気な葉っぱたちを見ると、そこは「楽園」のような空気を漂わせ、こちらの気持ちまでぱっと明るくしてくれます。

時々、人や動物よりも、植物たちのほうが(特に立派な古木など)、偉大な気がする時があります。声も発することなく、その場から動くこともなく、ただ空に向かって大地にすくっと立っている植物たち。わたしたちが、生まれたり、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、ケンカしたり、死んだりする何百年の間、ただじっとそこに根を下ろし生きている大きな古い樹の姿に何度救われたことでしょう。

だから、やっぱり植物たちと暮らしたいと思うのです。
種を蒔いたり、水をあげたり、EM菌をあげたり、少し大きな鉢に植え替えたり、
そうして、芽が出たり、花が咲いたり、枯れてしまったり、枯れたかと思っていた植物が土の中で生きていたり、そんな日々を送っていきたいのです。


※コトリのおすすめ本


庭からの贈りもの


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