桜紅葉染め
秋という季節が、苦手でした。
冬へと向う冬は、なんだか心細い気持ちになります。
どんどん寒くなって、紅葉はきれいだけど葉っぱはいずれ散ってしまうのがなんだかさびしい。
でも、植物で布を染めるようになってから、そんな季節の移り変わりが楽しみになりました。
「もうすぐ、桜の葉っぱで染められる」
そう思うと、公園を歩く足どりも軽くなるのです。
そして、いよいよ桜の紅葉を集めて染める季節がやってきました。
去年はじめて、桜の葉っぱで染めてみました。
コトリ母の「こんなに紅いんだもの染められるかもよ」という思いつきで。
赤みのあるうす茶色に染まりました。
桜紅葉の染めは、ワークショップの先生いわく「再現性が低い」そうです。
つまり、どんな色に染まるかは、その時々でずいぶん変わってくると。
神田川沿いでひろった桜の紅葉を煮出してみると・・・。
一番液、二番液、三番液と色はかわり、さらに媒染の時間や種類をかえてみました。
同じ桜からこんなにもたくさんの色がとれるなんて。(下の写真)
桜の葉っぱが全部落ちてしまうまで、あともう少し時間がありそうです。
いろいろと条件をかえて染めてみようと思います。
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