木と友だちになる
先日、沖縄県が主催する「木育推進委員養成講座 in 沖縄」に参加しました。
「木育(もくいく)」って、初めて聞く人も多いかもしれませんね。
もともと北海道から始まったプロジェクトで「「子どもをはじめとするすべての人びとが、木とふれあい、木に学び、木と生きること」を目的にしています。
みんなが木や森と友だちになれるように、橋渡しをする人。
ではどうやれば、人は木や森と近づくことができるのか。
木や森林の知識、ちょっとしたコツ、紹介のしかた、遊び方がいろいろあるんですね。
講師は、座学が熊本大学の田口先生、フィールドワークが沖縄自然環境ファンクラブの藤井さんでしす。
実際に、木を使って円形木琴を作ったり、井草を編んで小物入れを作りました。
フィールドワークでは、末吉公園に入り自然を観察しました。
去年の12月から今年の3月まで、「すこやかおもちゃ広場」のスタッフをしていたのですが、
そこにはたくさんの木のおもちゃがあり、子どもたちが自由に遊ぶことができます。
木のおもちゃは丈夫ですし、なによりも温かみがあります。
癒しの波動がでているのでしょうか、木のおもちゃで遊んでいると子どもたちはおだやかで、集中しています。
でも思ったのは、いいおもちゃといえども、時がたてばいつか遊ばなくなる。
おもちゃというのは成長とともに、おもちゃ箱の片隅においてかれる存在。
一緒にすごした時間は、心のなかにずっとある。
木のおもちゃは、何から作られたのか。
その木はどんなところで成長し、どんな物語があるのか。
わたしたちに、自分の身体をさしだしてくれた木。
子どもたちに、おもちゃや、スプーンや、テーブル、
その他いろいろの木製品になった木たちの物語をお話できる人になりたいな。
いえいえ、木製品に限らないのです。
植物たちがどれだけ、わたしたちによりそってくれているかを伝えられるようになりたいと思います。
わたしたちを包む自然界すべてがありがたいのです。
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