地球時計
私は、普段は腕時計をあまりしないのですが、
一つ変わった時計をもっています。
ドーム型の地球針が、自転と同じ方向(反時計回り)に、
24時間でひとまわりする時計です。
分針はあるのですが、秒針ありません。
地球針は北半球の地図になっていて、
日本が今どの位置にいるかを見れば時間がわかります。
つまり、NYの時間を見たければ、NYの地図が何時のところに
いるかを見ればよいのです。
これをもっていれば、北半球ならどこでも現在の時間がわかってしまうのです。
が、とっさの時は、時間を読み取るのがむずかしいという弱点もあります。
1分1秒を争うとき、半時計まわりの地球針を読み取れないのです。
なので、私はこの時計を腕につけていても、
急いでいる時は、まわりの人に時間をたずねます。
(もしくは、人の時計をのぞきこむ)
「とっさの時に時間がわからないなんて、実用的だろうか?」
と問われれば、答えは「ノー」なのですが、
そもそも、この地球時計のコンセプトは
「ゆったりと地球時間を味わう」ですから、これでいいのです。
この時計は、7年前の初給料で、自分へのご褒美として買いました。
地球時間で生きていきたいなという願いをこめて。
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