2006年05月05日 23:37
ギャラリーには知人・友人だけでなく、となりのムーハンに食事に来た人や通りがかりの人が、フラっと立ち寄ってくれます。そんなはじめて会う人たちとの交流も、けっこう楽しかったりします。
画材に使っている土の話や、型染め技法のこと、沖縄の紅型のことや海のこと、そんな話を自分の作品とからめながら話すのです(と、いっても話かけられたくない人もいるかもしれないので様子を見ながらですが)。話かけると、みんなだいたい優しい顔をして「うん、うん」とうなづいてくれるのがうれしいです。
特に子供は、話しかける時の一瞬の壁をこえれば、すぐに腹をわって話せるので面白い。「うんとね、うんとね、わたしのおじいちゃんはね・・・」「あっ、これかわいい、キャハハ」。そして、わたしの話も真剣に一生懸命聞いてくれるから感動します。
今日は、ひまな時間はギャラリーの小さな机で、土絵具でボタンに色をつけていました。すると、小さな子供が不思議そうにのぞいてくるので「やってみる?」って聞いたら、「うん、うん」って。楽しそうに、うれしそうに色をつけているのをみていると、こちらまで幸せな気持ちになり、「いつか子供たちとワークショップをやってみたい」そんなふうに思いました。
わたしはきっと、ものを作ることを通して、人とつながっていたいのかもしれません。
自分が作ったものを、みて、読んで、さわって、何かが伝わっていく感じを大切にしたいのです。
※写真はギャラリーを貸してくれているムーハンのおいしいカレーです。