沖縄の土で染める
右の写真は何だと思いますか?
はい、沖縄の
「土」です。
その下の写真は、この
土を乳鉢で細かく砕いたものです。こうして絵具や顔料として使おうとしています。
沖縄の人から思えば、
赤土はよくある土の色かもしれませんが
、「土=茶色」と思いこんで育ってきたようなコトリから見ると、なんとカラフルなことか!?と、感動してしまうのです。もちろん、それは絵や染物をしているからこそ興味をもってみているのかもしれませんが。(写真の土は黄色)
沖縄本島の中北部に行くと、畑や山や工事現場などで
赤土がよくみられます。南国のフルーツは、この
赤土だから育てられるとかも聞いたことがあります。そして、海や河の
赤土汚染というのもよく耳にします。立場が違えば、この赤土の見方も変わってくると思いますが、現在のコトリの場合
、「天然の絵具」として期待のまなざしで見ているのです。
自然の植物や土や鉱物の色を使って、絵を描きたいと思っているのですが、できれば自分が暮らしている土地のものがより理想的です。昔、アメリカのフォークアートを取材した番組で、農家のおじさんが畑の土を使って絵を描いていました。ざっくりとしたその素朴な土で描かれた絵は、とても魅力的でした。
今年の夏休み(8月)、紅型の先生と一緒に、子供たちを集めて
『沖縄の土で型染め』をするワークショップを計画しています。(詳細は後日お知らせします!)
関連記事