12年に一度の御開帳!
この日曜日に、埼玉県の山深いところにある「竹寺」というお寺にいってきました。
牛頭天王(ごずてんのう)という丑の神様を祀っているめずらしいお寺です。
そして12年に一度の「丑年」にしかご開帳がないのです。
そうです2009年は、21世紀にはいって初めての「丑歳御開帳」!
牛(丑)2頭と鶏(酉)1羽と馬(午)一頭で参ってきました。
場所は埼玉県の飯能駅からバスで40分。そこから歩いて(山をのぼって)40分。
竹林をくぐりぬけていくと、東日本唯一という「神佛習合」の竹寺の境内に到着!
この神様と仏様を同時に祀るという「神仏習合」は今でこそ珍しいですが、明治維新以前は伝統的な信仰形態だったそうです。国家神道としての体裁を整えるために神仏分離政策がとられる前までは・・・。
そして奇跡的に1000年前の形のまま信仰が続くのがこの竹寺。あまりにも山奥にあったために、神仏分離令の手が届かなかったようです。鳥居もあり、薬師如来もいて、弁天様もいて、牛頭天王もいる。
「蘇民将来」という木製六角のお守りも、鳥居の下の「茅の輪」もとてもユニークです。
「茅の輪」というのは、京都の祇園祭の締めくくりで登場するものと同じだそうですが、竹寺ではいつでもくぐれます。魔除けや厄除けという意味のほかに「再生」という意味があるそうです。
この日、4人がこうして一緒に来れたのも、深い意味があるのかもしれません。
2009年3月15日、それぞれの未来に向かってまたわたしたちは歩きだしました。
<牛頭天王のブロンズ像>
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