オオゴマダラによばれて
先日、コトリ母と市場でお昼ご飯を食べた帰り、
やちむん通りをふらふらと歩いていました。
いつもは何気なく通り過ぎる「
壺屋焼き物博物館」ですが、
その時はなぜか、コトリ母をさそって博物館横の階段を上がっていきました。
階段を上がると奥のところに、
拝所「ニシヌメー(北の宮)」があります。
ここは昔、焼き物関係者が拝んでいた場所です。
今は、焼き物関係者だけでなく、壺屋地域の人たちも拝みにいきます。
大きな樹の下にあって、ここにくるといつも風が吹いています。
拝所をおりて帰ろうとした時、
旅人らしき2人が植木のところで写真をとっていました。なんだろう?と思って覗いてみると、なんと白地に黒い柄の大きな蝶がたくさんとまっているじゃありませんか!そして、そのまわりには金色に輝く、さなぎまでぶらさがっていました。
驚いて見ていると、その旅人が「オオゴマダラですよ」と教えてくれました。
「オオゴマダラ」という名前は聞いたことがありました。
よく沖縄のモチーフとして、デザインされているのを見たことがあります。
まさか、こんなところでたくさんのオオゴマダラに会うなんて思いもよりませんでした。
金色のさなぎを見たのもはじめてです。
もう一度、拝所に戻り
「今日はオオゴマダラを見せてくれてありがとうございます。
いつかオオゴマダラの作品を作ります」
とお祈りしました。
オオゴマダラ (鱗翅目マダラチョウ科)
分布:沖縄から南
羽化してから半年くらいの長寿の蝶
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