東京で家探し
と、いっても私ではなく、先日沖縄から東京に就職した苔ちゃんの家探しです。
沖縄に比べて、東京は家賃も2倍以上するし、駐車スペースも少ないので、他県から来た人は厳しい条件と感じる人は多いかもしれません。企業は都心部に多いので、近くに家を探そうとなると家賃は高くなるし、遠くにいけば家賃は少し安くなっても通勤時間は長くなる。どちらを選ぶか。家選びは、その人の価値観が出てきます。
さて、苔ちゃんは沖縄から大きなバイクをもってきたので、家探しに苦戦していました。都心部のアパートで大型バイクをおけるアパートは少ないということで、一度は会社からずいぶん遠い町にあるアパートに決めたのです。
が、昨日、苔ちゃんとわたしは、西荻のあるアパートに最後の望みをかけて向かったのです。
ここは、わたしの友だちも住んでいるアパートで、銭湯の2階にあります。夜中までやっている銭湯は、ここの住人になればフリーパスで入れるという特典付きです。
さかのぼれ約一か月前、銭湯アパートに住むお友だちが、沖縄に遊びに来た時に運命は動き始めました。
コトリ「今度、沖縄から東京に引越す友達がいるんだけど、いい家あるかな?東京はじめてだって」
友「・・・、うちのアパート今ちょうどあいてるよ」
前々から、友だちのアパートのことはきいていたのです。今時、23区内ではないような破格の家賃。そして銭湯付きというユニークさ。西荻という町もステキ。
そして物件を見ることに。けして広くはないけれど、手入れの行き届いたきれいなお部屋。
窓から見える銭湯の看板と行きかう人々。なつかしい空気のただようその景色。
心配だったバイクも、鍵付きのガレージに置かせてもらえることになり、苔ちゃんはこのアパートに即決しました。
大家さんに話を聞くと、このお部屋に住むことになっていた人が、アナウンサー試験に合格し、ほんの数日で出ていくことになったとか。他にも借りたい人がいたけれど、タイミングがほんの少しずれたりして、今はたまたま空き部屋になっていたとか。
ものごとって、すべてタイミングだなと思う時があります。いろんな偶然が積み重なって、今があると思うのですが、それがもう最初からきまってたことのように、いろんなことが動いて重なって・・・
最近のわたしは、先がわからなくて、不安になったり心配になったりする時は「ものごとにはタイミングがある」と思って、すっと心を軽くするようになりました。
苔ちゃん、東京での新生活がんばって!
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