2006年09月11日

はじめてのリトグラフ

               はじめてのリトグラフ

佐喜真美術館の「版画技術講座~リトグラフ~」に参加してきました。

版画と一口にいえども種類はたくさんあり、耳にしたことはあっても、実際にどういう技法なのかはほとんど知りませんでした。木版、銅版のエッチング、メゾチント、リトグラフ、シルクスクリーン・・・。
そして今回コトリが体験してきたのは、平板(水と油の反発作用を応用し、平面の油の部分にインクを付着させ、それを刷りとる)の「リトグラフ」。


版画というと、凹凸があるものだと思い込んでいたので、アルミ版に直接にクレヨンなどの油性の画材ではじめてのリトグラフ描きこんだものが版になるのは、新鮮な驚きでした。
今回は2色刷りなので、版を2枚作りました。2種類の絵を重ね合わせて、1枚の完成品にするのです。絵を描いたかと思えば、アラビアゴムでコーティングし、かわいたと思ったら油で絵を落す。ラッカーをかけたかと思えば、水洗い。先生が途中何度も、この原理を説明してくれるのですが、コトリの頭のなかはいったりきたりの?の嵐。
でも、最後にはなんとか刷り上りました。
タイトルは「タマリンドの下の鳥かご」。

仕上がりが予想通りになるまでには、まだまだ経験が必要なようです。
でも、新しい技法を試してみるのはうれしいし、初めて会った人たちとワイワイガヤガヤ、よい時間が過ごせました。
版画協会の先生、佐喜真美術館の館長さんとスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。(ちなみに、この講座は材料費のみの無料講座でした)



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Posted by コトリ at 23:58│Comments(2)作品
この記事へのコメント
えええ!材料費のみでこんな素敵な講座が!
コトリさんの表現の巾がどんどん広がっているご様子、今後さらに楽しみです。
Posted by まほろ at 2006年09月12日 00:49
まほろさん

そうなんですよ、材料費500円だけで、こんなに一生懸命教えてもらって感激です。もちろん1回やったくらいじゃものにはなりませんが、「こういう世界もあるんだな」と知ることができてよかったです。
Posted by コトリ at 2006年09月12日 22:33
 
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