2006年12月14日
月桃染めの季節 刈り編
月桃染めがきれいな季節がきたので、本島中部に月桃刈りにいっていました。
地理に詳しい緑のコトリさんのナビゲーションです。
この日も那覇は暖かかったですが、現地に着くと海からの風がウージ畑を通り抜け、ザワザワと草木をゆらし肌寒い。野生の月桃がたくさんありました。
まずは、鎌(カマ)の使い方を緑のコトリさんから教えてもらいました。刃と茎の角度が大切で、スパっと上から振り下ろすように刈るようです。緑のコトリさん、子どもの頃からウージ収穫できたえた見事な鎌さばき。スパ、スパと軽やかに月桃を刈っていきます。
コトリはといえば、同じ茎を5回くらい叩かないと断裁できません。何が違うのか…。子どもの頃、どんな遊びや生活をしてきたかが、自然の中にいると歴然とします。
そんなわけで、緑のコトリさんがスパスパ切り落とした月桃を拾い集める役に。大きなポリ袋2つがいっぱいになる頃、緑のコトリさんの叫び声が響きわたりました。見上げると、左手から流血…。振り下ろした鎌が指にあたってしまったようです。ああ、緑のコトリさん、コトリのためにごめんなさい、ごめんなさい。「ここで続けるのは縁起が悪い」ということで、月桃畑に深々と一礼をして、後にしました。「両刃の剣」といいますが、鎌はとても役立つものですが、凶器でもあることを実感しながら。
(染め編へ続く)
Posted by コトリ at 20:21│Comments(0)
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