2008年02月11日

雪の夜、スナック同好会

雪の夜、スナック同好会


-喜びも悲しみも、きっとわけあうことができると思う。

わたしたちスナック菓子同好会の3人は、雪の降る夜中ひっそりと集まりました。
あまりにも悲しく、怖い思いをしてしまったからです。
眠らずに、どうしてこんなことになってしまったのか、どうやったら傷がいえるのか、話し合いました。同じようにこの地球で生活していても、見ている世界が違えばお互い分かり合うことはむずかしいものなのかと。

おじいちゃんの桜の枝をもらいにいくのはやめることにしました。
桜は花を咲かせる直前の今頃、体の中に今にもあふれだしそうな桜色を秘めているときいたことがあります。もうすぐ切られてしまう桜。この庭で育った2人のために、桜色のマフラーを染めようと思っていました。
緑のコトリさんが言いました。「きっと、今の状態では桜はきれいな色を出さないよ・・・」
わたしも「そうかもしれない」と思いました。

でも変わりにというか、神田川沿いでみつけた桜の枝で染めることにしました。おじいちゃんの桜の話をした日に、偶然にもコトリママが伐採されて山積みになった桜の枝をみつけたのです。
こうなることがわかっていたかのように、わたしたちの前にあらわれた桜の枝たち。
こういう奇跡や偶然があるから、わたしたちは希望を捨てずに歩いていけるのだなと思いました。
みんなの幸せが続いてきますように。


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Posted by コトリ at 00:54│Comments(2)日々のこと
この記事へのコメント
昔、国語の教科書に桜の樹皮で染めた布の随筆が載っていて、
一番いい色に染まる時期の事が書いてあったです。
きれいな桜色に染まるらしいですが、おじいちゃんの桜もそうやって残してあげたかったですね。
代わりにコトリさんの所にやってきた神田川沿いの桜でいい色に染め上げてください。
Posted by くに at 2008年02月11日 12:42
くにさん

そのくにさんが読んだ随筆は、きっとわたしの読んだものと重なっているかもしれません。桜は花が咲く直前に、枝の中に桜色をひめていますが、みんなが楽しみにしている開花前に切ってしまうってことはめったにないのかなと思います。今夜あたり、桜染めしようと思います。
Posted by コトリ at 2008年02月11日 20:24
 
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