2008年12月01日
空を見上げると

東京の銀杏(いちょう)もだいぶ黄色くなっています。
空を見上げると、青空に黄金色の葉っぱのコントラストがまぶしいです。
銀杏並木で有名な神宮外苑は、色づく銀杏をみようとたくさんの人が来ていました。
桜の季節の時も思いますが、日本人って季節ごとの自然を愛でるのが得意だなーと。
着物の柄をみると、その感受性の豊かさが伝わります。
手創り市がやっている鬼子母神にも行って来ました。
わたしが想像していた以上に、境内は銀杏の黄色一色でした。
樹齢600年の大公孫樹(おおいちょう)は、一面に広がる黄色の絨毯の上にスクっと立っていました。
わたしたちの人生が何度くりかえす間、大公孫樹はこうして立っているのだろうと思うと、なんだか泣きたくなりました。
空からはサラサラと黄色い葉っぱの雪が、そして時々、銀杏がけっこうな勢いでふってきました。(天中に直撃しました)
この秋、いっしょうけんめい集めた桜の紅葉もほとんど終わり、
銀杏の葉っぱがぜんぶ落ちた頃、本格的な冬がはじまります。
冬の間、樹木たちは静かに、けれどもしっかりとエネルギーを蓄えます。
コトリもそろそろ冬ごもりをはじめます。
新しい作品を生みだすために、静かにしっかりと。
Posted by コトリ at 21:23│Comments(0)
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