2011年03月19日
Call of the Trees

地震後の月曜日、わたしは1冊の本をカバンにいれて出勤しました。
「樹木たちはこう語る」ドロシーマクレーン著(日本教文社)
2年前に札幌の本屋さんで偶然手にとった本です。
しばらく読んでいませんでしたが、いつもすぐそばにおいていました。
著者が樹からうけっとったメッセージが書いてあります。
仕事の合間に、電車を待っている間に、この1週間本を何度もひらきました。
今だからこそ胸にひびく言葉たちと出会うことができました。
朝、何気なくとった1冊は偶然ではないのだと思いました。
シャクナゲはこう語ります。
「明るい所と暗い所、晴天と雨、存在への大いなる愛、ねばり強さと限定性。私たちはどんな所でも落ちつけるところに落ちつきます。そして存在するという仕事にとりかかります。・・・・・・・・・・あなた方が人間の進化の過程で今、バラバラな個人や別々のグループとして動くことから抜け出そうとしているように、植物の世界も変化しています」
スコットランドの松は、すべては一つだと言っています。
「私たちはこの惑星の豊かで個性的でお互いにつながっている命への、創造主の愛を表現しています。私たちはみな、目的を持っています。そして地理的にどんなに孤立し、離れていようと、お互いなしには何もできません。命のすべてが今、ここにあります。命の息吹を伝えることは、とても名誉なことです。こられるときはいつでも、私たちのそばに来て下さい。意識を高め、私たちと一緒に風や光に囁きかけましょう。内も外もすべてはうまくいっていると、あらゆる方向に向かって、今ここにあるあらゆる微細な未知のレベルへと語りかけましょう。すべては一つ、ただ一つなのです」
ニガヨモギは、内側の平和をみつけることが大切だといっています。
「意識が連続した状態は平和です。嵐があなたをあなた自身から切り離してしまうと、あなたは平和を失います。夢中で行動している時にも平和があります・・・・・あなたと私たちの世界がもっと融合すれば、あなた方もまた一つの意識、つまり、内なる神をみつけるようになります。すると、外側の世界が噴火したり爆発したりしても、神の元型は実現し、意識を通してすべての世界、すべての形が完全な元型を持つようになります。これが私たちが共に行う仕事です。それも、楽しんで行うのです」
レバノン杉は新しい歩き方を教えてくれます。
「人間の心は崩壊しつつあります。崩壊させなさい。多くの考えは泡のようなもので、すぐに消えてしまうでしょう。それで良いのです。平和に根を深くおろし、そして実験してみなさい。現れてくるものが完全に見つかるまで、実験してみなさい。赤ちゃんが歩き方を学ぶように、内なる平和と意識的につながって、この新しい世界の歩き方を学びなさい」
樹々や植物たちも、きっとわたしたちを見守ってくれています。
わたしたちは今大きな転換期にいます。
Posted by コトリ at 13:20│Comments(0)
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