グスクすーじぐゎー日記

満開の桜の下を歩く時の幸せ。
まためぐってきた季節に、今年も生かされている感謝の気持ち。

でも、秋の桜並木を歩くのもこれまた幸せ。
その時ばかりは、わたしの目は空ではなく地面にくぎづけです。
そう、落ちたばかりの紅葉した桜の葉があまりにも美しいのです。
オレンジ色、赤色、茶色。
花盛りだけが人生じゃない。
冬の静けさも、春のゆるみも、夏のはつらつさも、みんな経験して命は土にかえっていく。

土にかえるちょっと前の、
じんわりと人生をかみしめている桜の葉っぱを、
そっとすくい上げ色をもらいました。
「だまって土に帰りたかった」なんて思いませんように。
やさしい色をありがとう。