あぁ、下北沢!

コトリ

2006年09月10日 01:32

東京・下北沢が舞台の映画男はソレを我慢できないを見てきました。
DJタイガー役の竹中直人の爽快な面白さとマドンナさつき役の鈴木京香さんの麗しさもさることながら、コトリが一生懸命見つめていたのは、下北の街。

沖縄に暮らすようになってからは、帰省しても下北には行けていないので、「今の下北はどんなだろう?変わったかな?」と、映画の中の下北を散歩するような気持ちでした。
下北といえば、思い出すのは高校時代。試験が終わると、みんなで「よし!今日は下北に遊びにいくぞ!」と心がパッとはじけたように下北にくりだしたものです。

お気に入りだった店は、「星の王子さま」というパスタ屋、広島風お好み焼き屋、ちょっと背伸びをして「ロックンロールダイナー」。骨董&古着の「木曜館」、ウシ柄の雑貨屋さん「ボザール」、名前は忘れた古着屋さん。たぶん、もうほとんどないだろうな・・・
小劇場もたくさんあって、舞台なんかもたまに見にいきました。とにかくゴチャゴチャしたところが魅力の愛着のある街です。
さて、映画の中では、「下北の街にソープランドの建設計画」が持ち上がり、下北を愛するタイガを中心とする住人たちが、反対派として立ち向かいます。が、男たちは誘惑の波に飲み込まれはじめ・・・

「『シモキタ』変えないで 都市計画差し止め提訴」。
9月7日のニュースです。映画の中ではなく、これは現実のお話。
下北沢地区を縦断する道路建設計画が持ち上がっている問題で、地元住民五十人が、国と都を相手取り、道路建設の事業認可差し止めを請求する訴訟を東京地裁に起こしたとのこと。
下北下北らしさがうしなわれてしまう都市計画に×を出した住民たち。

ほんとうに、ヨーロッパの何百年も変わらない街並みがうらやましい。
簡単にかわっていくことに、意外と保守的なコトリです。
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