「ミュータント・メッセージ」
自分にとって必要な情報は、絶妙なタイミングで目の前にあらわれる。
と、強く自覚したのが「ミュータント・メッセージ」という本です。
実家にある本のコレクションを処分しはじめようと、まずは1冊手にとってみたのがこの本でした。
いつ買ったのか、内容はどうだったのかもまったく覚えていませんでした。
読み始めてもほとんど内容を思い出せなかったので、たぶん買っただけで読んでなかったのかもしれません。
でも、1ページ1ページと読み進めていくうちに、今こそ読む時期だったことがわかりました。
オーストラリアのアボリジニ<真実の人>族と、米国人女性がオーストラリア大陸を旅する話です。人間は、自然の中ですべてのものとつながりながら生きているということを教えてくれます。
と、とても簡単に紹介してしまいましたが、内容はとても深くて、真実にせまっています。
この話はフィクションという形で書かれていますが、それがフィクションであってもノンフィクションであっても、伝えたいことが伝わることが大切なんだと感じました。
今、自分個人としても、日本人としても、地球人としても、境界線に生きていると感じています。
あと一歩でどちら側の世界にも転がっていくような、すごく繊細な時期。
今、この本で出会えたことに感謝します。
「われわれはミュータントを批判しません。
われわれが自らのために祈って自らを解放するように、彼らのために祈って彼らを解放します。
彼らが自らの行為を価値観とじっくり観察し、手遅れになる前にすべての生命がひとつであることを学ぶように祈ります。
彼らがこの地球とお互いに対する破壊行為をやめるように祈ります。
何かを変えるのは今しかないと気づくミュータントがいることを祈ります」
(マルロ・モーガン作「ミュータント・メッセージ」より)
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