映画「玄牝(げんぴん)」上映会終了!

コトリ

2013年04月24日 12:54



沖縄本島縦断「玄牝(げんぴん)」上映会が、4月20日(土曜日)終了しました。

沖縄が大好きで、「玄牝」が大好きな助産師さんたちが、多くの人たちにお産の素晴らしさを伝えようと始まった企画です。第一回目は2012年12月に北中城のあやかりの杜、第二回目は2013年1月に名護公民館、そして最終回の第三回目は西原のキリスト教短期大学で上映されました。

わたしがこの映画を初めてみたのは、2010年秋に東京の渋谷ユーロスペースで。
この時は初公開で河瀬監督もいらしていました。
はじめて見るお産の映像と、映画の舞台である吉村医院の吉村先生の激しさと、妊婦さんの生命力に、衝撃を受けました。

そして、気がつけば助産師さんと共に、沖縄での上映会にたずさわることになるとは、不思議なご縁です。仲間うちでは、自分たちのことを「産婆組合」といっているのですが、組合といってもかぎりなくゆるく、組織という感じでもなく、上映会の数日前になると全国から集まり、そして解散していくという、つねに流動的な仲間たち。メンバーも、わたしのように助産師じゃない人もいるし、男性もいるし、初めて会う人もいます。

わたしにとって産婆組合は、いろんな人やものをまきこみながら進んでいく台風のようなイメージです。誰もがんばりすぎないし、いつもどうにかなるさと思っているし、行き当たりばったりなところもたくさんあるし、ある意味徹底的に受身。流れにゆだねるだけ。でも、そこにいつも奇跡がまっているのです。

この1年間、産婆組合の仲間たちと、旅をしたり、上映会をしたり、ごはんを食べたり、歌ったり、踊ったり、素晴らしい時間をすごしました。上映会に来る人も、みんななぜか笑顔、笑顔。

上映会のあとのミーティングで、
「誰もなにも言わないのに、それぞれが自分ができることをして、すべてがうまくまとまって、みんなが幸せ。こんな世の中になっていけたらほんとうにいいね」と、みんなで実感。

上映会にきてくれたみなさん、そして産婆組合の仲間たち、
ほんとうにほんとうにありがとう!


※チャペルでの上映





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