映画「ひめゆり」
映画を見て、あんなに泣いたのはいつ以来だろうか?
肩がゆれるくらい泣いたのははじめてかもしれない。
というくらい、
「ひめゆり」は心の深いところまで痛くなりました。
そして、ほんとうに見ることができてよかった。
この映画はドキュメンタリーです。
コトリはまだ見たことないのですが、この
「ひめゆり学徒隊」をテーマにした映画はくつかあるようです。が、実際に
「ひめゆり学徒隊」の生存者の方が出演した映画ははじめてのようです。
「忘れたいこと」を話してくれてありがとう
という言葉がこの映画を象徴するように、今はおばあになった
ひめゆりの彼女たちが、数十年の歳月がたってやっと言葉にしてくれた基調なフィルムです。
コトリは沖縄に来て、今年で4年が経つというのに、まだ「
ひめゆりの塔」にはいけていません。
それは、そこにいくのを避けていたからです。こわかったのです。想像すると苦しかったのです。
だからといって、戦争にかりだされた
ひめゆりの女学生たちのことを、くわしく知っているわけでもなかったのです。
でも、
「ひめゆり」を見て、「近いうちに必ず訪れよう」そう思えるようになりました。
あんな経験をしたおばあたちが、後世に平和を伝えるために、
死ぬほどの苦しみにたえて伝えてくれているのですから。
教科書から、
沖縄戦での「軍命による集団自決」の一文を削除させた文科省。
いったいどうすれば、この人たちに
「ひめゆり」の声は届くのだろうか?
※
桜坂劇場で4月6日まで上映中。5月26日からは
東京・東中野でも上映。
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