世界の布がつながってできた「がま口」
沖縄から東京に引越してきて1年と2ヶ月。
週3日ほど会社員をやっているが、心はもうサラリーマンとは遠いところを歩き始めている。
相変わらず睡眠時間は長いけれど、起きている時はいつも何かを作りたくてうずうずとしている。
といっても、うずうずしているからといってすぐに創作にむすびつくわけではないところが情けないんだけれど。
そんなコトリの背中をおしてくれるのが、誰かの作品を見た時の感動だったり、うっとりだったり。
引越してくる時、また自分の暮らしているところから越境して、近くから遠くまで旅したいなと思った。そして手仕事の世界や、自分のもっている世界をコツコツと形にしている人たちに会いたいなと。
この1週間でいったのは、目黒美術館の「
画材と素材の引き出し博物館」、銀座松屋の「
デザイン物産展ニッポン」、日本橋浜町の工芸ギャラリー・ショップ「
ヒナタノオト」の「宮本佳緒里展」。
写真は宮本さんの制作したがま口。
草木染した布を中心に、日本や世界から宮本さんのもとに集まってきた布をパッチワークしてある。
布が大好きなようで「布を並べて見ているだけでうっとりしちゃう」と話していました。
コトリが購入したがま口は、緑色が鉱物系からとった色で、深緑は中国の古い布。裏側は、タイのホワイトモン族の布だそう。
お客さんが「この布は?」ときくと、布のおいたちを物語のように語る宮本さんが印象的。
お客さんたちがほんとうにうれしそうにがま口をかっていくのが、すごくステキ。
コトリも1年後の個展に向けて、わくわくしてきましたよ!
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