オカメインコのリズム

コトリ

2010年10月29日 23:29



オカメインコのモモちゃんが家にきて今日で7日目。(実家からあずかっている)
コザクラインコのグリとグラにくらべて、モモちゃんの行動はずいぶんとゆっくり。
エサを食べるのだけは早いけれど、カゴから出てくるのも、人に近づいてくるのも、スローペース。
だから、モモちゃんに接する時は、ゆっく~り手をさしだしたり、動き出すのを気長にまたないと、こわがって心を閉じてしまうから気をつけないといけない。
このスピードに、はたして現代人の何割がついてこられるのだろうか。

モモちゃんをひざにのせて、頭をカキカキしてあげていると(オカメは好きだよね~)あっという間に30分がたってしまいます。1分1秒を争そうような世界にもいたことがあるけれど、時間というのは伸び縮み自由なんですね。

3歳のたっくん(甥)と遊んでいてもそう思います。子どもの目線にあわせて世界を眺めると、時間制限なんかなく永遠に広がり続ける世界がそこにあるような気がします。

砂場で遊んでいるたっくんに「ママが待っているから帰ろう」というと「やだ!たっくんはずっとここにいるの」と眉を八の字にします。そうだよね、たっくんの時間は永遠だよね。いつまでも遊んでいい。今は中断してしまうけれど、またいつでもたっくんの砂場の時間に戻れるんだよと伝えると「出発進行!」といって立ち上がってくれました。

kahoriでの作品展に向けて制作は佳境を迎えていますが、モモちゃんやたっくんの確固たる自分のリズムを見習い、わたしはわたしの時間をちゃんと生きようと思いました。

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