夜に咲く花
夜に甘い香りをただよわせ咲く花。
サガリ花。
この花をはじめてみたのは、西表島の森でした。
朝、川の水面に落ちた花びらを手ですくいました。
二度目は読谷村のあるお庭。
個人宅ですが、この季節だけの美しい花をみんなに公開していました。
三度目は、壺屋にあるお気に入りの宿の玄関で。
ひさしぶりの再会でした。
そして四度目の今回。
家のすぐ近くにサガリ花の並木がありました。
花が咲くまではサガリ花の樹だと気がつきませんでした。
夜空に浮かぶ花火みたい。
甘い香りはなぜかなつかしく遠いところへと連れて行ってくれます。
一つの花は、夜になり一度咲くと、朝にはポトリと大地に帰っていきます。
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