紅型修行の道のり -1-
先日、琉球銀行の
「りゅうぎん紅型公募展」にいってきました。
入選した作品を見ながら「わたしの作品もいつかここに!」と思いました。
私がまだ旅人だった頃、
沖縄の伝統工芸、特に染織のすばらしさに心をうたれました。
そして、さらにそのなかでも「琉球紅型」を見たとき、自分のなかでなにかがひらめきました。
そのひらめきはいつしか「紅型を学びたい」という気持ちにかわっていきました。
さて、学ぶにはどうしたらいいのだろうか?
伝統工芸の世界にまったく縁がない生活を送っていた私にはわかりませんでした。
インターネットで調べて、東京から紅型教室に電話したり、工芸指導所の門を叩いたり。
しかし伝統の壁は予想以上に高く・・・。
「もしや県外の人には教えたくない?」という疑惑すらわいてきました。
実際「伝統工芸は閉鎖的な世界だから、県外の人は入りにくい」ということも聞きました。
紅型事情をリサーチをするうちに、「新しい世界で学びたい」という意気揚々とした気持ちも、しぼみはじめ・・・
<続く>
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