紅型修行の道のり -2-
<紅型修行の道のり -1->からの続き
「紅型技法を学びたいけど、どこにいっていいかわからない」
と気持ちも少し沈みましたが、何日か考えて結論をだしました。
遠くからゴチャゴチャいっていてもはじまらない。現地にとにかくいってみよう!
その頃、
澤地久枝さんの
「琉球布紀行」という本を読んでいて、とても影響を受けました。
沖縄で
染織をする職人さんを取材して書いているのですが、尊敬せずにはいられないような生き様と、染織に対する姿勢。
「沖縄にいって、この人たちの作品と、できれば本人に会いたい」と思いました。
沖縄に引っ越す少し前、呉服屋さんのイベントで、
紅型作家の城間栄順さんと、
芭蕉布の平良さん、琉
球藍の伊野波さんが東京にいらしていました。その時、紅型の写真集にサインをもらいました。
この2冊の本をもって、いよいよ沖縄です。
引越し先は、
那覇の首里。
景色が素晴らしかったのと、
紅型工房がたくさんあるという点で選びました。
工房にはいれなくても、同じ空気が流れる土地で暮らしたかったのです。
<続く>
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