小鳥たちの病院
グラをつれて、千葉県にある
「小鳥たちの病院」にいってきました。
駅の出口を間違えて、さらに書き止めておいた住所も間違えて、
ようやく辿りついた
「小鳥たちの病院」。
小さな待合室には、保護されたカラスがカゴにはいっていて、
時々「カー」と鳴いたり、水を吹き飛ばしたりしていました。
1時間ほどまって、ようやく診察室へ。
女医さんです。
先生「今日はどうしたんですか?」
コトリ「卵を産みそうで産まなくて苦しそうなんです。お正月になったら病院もなくなるし、心配だからきました」
先生「・・・それはオタンコナスだね」(ちっとも笑わずに)
コトリ「え?あっ、はい(グラのこと?)」
先生「オタンコナスだねっていうの。正月になるから早く産んでくれなんて」
えー、初対面で遠方から来た人に、いきなりオタンコナスだなんて!?
そんな会話のあと、初診ということで問診がはじまりました。
先生「グラちゃんのほかに鳥はいますか?」
コトリ「はい。コザクラインコがいます。今、卵を産んでいます」
先生「私が聞いたこと以外いっさい話さないでください。聞いたことだけ話せばいいの!」
こわい、こわい、やっぱりこの先生こわいよー。
目つきもこわいし、口調もやけにきびしい人でした。
少しでも補足説明をしようとすると、「そんなことは誰も聞いてない!」と言われるので、なんだか警察で取り調べをうけているような気持ちになってしまいました。
でも、診察室には、スズメや鳩など傷ついた野鳥たちが保護されています。
この先生は、鳥たちのすごい味方だというのは、なんとなく伝わってきました。
間違った飼い方や、小鳥たちへの理解が浅い飼い主、しいては動物を傷つける人間に対して強い怒りをいつも感じているのかもしれません。
けして商売ではなく、小鳥たちを救いたい一心で「小鳥たちの病院」をひらいているのでしょう。(でも、こわくてもういきたくない~)
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