清明(シーミー)に参加!

コトリ

2006年04月10日 12:29

なんて大きなお墓なんだ!?家一軒余裕で立ちそうなお墓・・・
ついにわたしも、清明(シーミー)デビューをはたしました。「清明(シーミー)」とは、お墓に親戚一同が集まり、ご先祖にうーとーと(お祈り)し、持ち寄ったご馳走を食べながらの墓前宴会をするという沖縄ならではの風習をいいます。わが家のお墓参りといえば、人一人立つのがやっとなくらいの小さな墓を磨き、線香とお花を供えて完了!となるわけですから、この沖縄式墓参りをはじめて知った時はかなり驚きました。

この日、お墓に集まった人々はかるく20名はこえていました。
そしてその20名をこえる人々がよゆうで座れるこのお墓の大きさ。聞くところによると、このお墓は80年くらい前にたてたものだそう。この規模のお墓は、この80年くらい前を境になくなり、現代のお墓はサイズも小さくなったとか。
ちなみに沖縄のお墓の形を「亀甲墓」といいます。上部が亀の甲羅のようにゆるやかな曲線になっているのです。前から見ると、人が脚をひらいた形になっていて、これは「人は産道を通って生まれ、死ぬ時は再び産道を通って胎内に帰る」という意味があるそうです。

先祖を大切にする沖縄の人の姿を見ていると、本土の墓ビジネスとか法事とかそういうものが形式的に思えてしまいます。
大切なのは、今自分がここにいるという奇跡を生んでくれた先祖に感謝すること。
お墓の前で、みんなで楽しくおいしいご飯を食べるということの意味が、少しわかったような気がしたシーミーでした。そして、手作りのご馳走とってもおいしかったです。

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