Cocco ワンマンライブ2006
沖縄に戻るやいなや
「Cocco 沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006」に行ってきました。場所は、海風の届く
宜野湾コンベンションセンター野外ステージ。
Coccoは、沖縄出身のシンガーだけれど、地元沖縄でライブをするのは初めて。以前、雑誌の取材の中で「沖縄への思いが強すぎて、沖縄ではライブができなかった」と語っていたのを思い出します。
手をふりながら、ステージに現れた
Cocco。その細いバレリーナーのような体にまとっていたのは、シャンパン色に大きな赤い花柄のシルク(たぶん)のワンピース。
Coccoが活動を中止してすぐに沖縄で歌っていたという
「音速パンチ」からライブは始まりました。歌う姿は、渡り鳥が広い海を懸命に渡りきろうとしているよう。
一番聴きたかったけれど、たぶんやらないだろうなと思っていた歌。Coccoが沖縄限定で発売したビデオもこの曲でした。ここから去ろうしているCoccoのうしろ姿と共に忘れられない曲「風化風葬」。
・・・歌ってくれました。 続いて「焼け野が原」も。
Coccoが今回のライブで、一番伝えたかったこと。
「みんなも、自分にとっての『ゴミゼロ』をみつけてください」。
3年前に、沖縄でボランティアの人たちと「自分のまわりのゴミを拾おう」という運動をしたCoccoだけど、それは単に「ゴミを拾ってください」ということではなく、「自分にできる何かをやっていこう」という気持ちだったと、複雑な気持ちをみんなに話してくれました。
一度はみんなの前で歌うことをやめたCoccoだけれど、
「あっちゃん(Cocco)のできることは、歌を歌うこと。
・・・(戦争を語る)おばぁに誓って、あっちゃんは生きていきます」
また一つ強く、美しくなったCoccoに会えたことを、わたしも胸の中にずっと大切にしていくつもりです。
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