2009年04月21日

アースデイ東京2009を終えて。

アースデイ東京2009を終えて。
アースデイの出店の様子


アースデイ東京2009 in 代々木公園 4月18・19日の来場者数・・・14万人。

この巨大なイベントに、コトリがどんな思いで参加していたかを、少しだけお話しようと思います。

去年の来場者数は12万人と聞いていましたから、それはそれはすごい数の人が押し寄せるのだと覚悟はしていました。ちょど1年前の千葉県・千倉でのアートフリーマーケットで出店デビューしたコトリ工房。「アースガーデン春 in アースデイ東京」でまだたった4回目の出店です。そんなコトリに、12万人を相手になにができるのだろうかという気持ちもありました。でも、せっかく選んでもらえたのです。勇気をもって当日を迎えました。

朝、代々木公園に到着して会場を歩くと、すでに準備をはじめているほかの出店者の方々。看板も立派だし、ディスプレイにもとても力がはいっている。商品の数もたくさんありそう。
「くらべない、くらべない」と心のなかでとなえながらも、そうめんの箱のふたで作った小さな看板と、前日に緑のコトリさんと作ったダンボールの看板がふと頭にうかびました。

10時をまわり、いよいよお客さんたちが増えてきました。お昼になる頃には、あっという間に人、人、人。ブースの中から人の流れをみていると「民族大移動」という言葉が浮かびました。そして、わたしたちのブースはというと、森の中の樹にできた小さなほこら。一緒に出店したせっけん屋さよちゃんと、ガラス屋みゆきちゃんのかもしだすのどかな空気が、小さなほこらを守ってくれているようでした。大移動の足をとめ、ほこらをのぞいてくれる人たち。笑顔の人が多いです。

くるみボタンをうれしそうに選んでくれる人。
長い時間かけて自分の1枚の栞をみつけてくれる人。
土の色の美しさにおどろく人。
静かに、けれど力強い目でブックカバーをみつめてくれる人。
「プイ、プイ!」といいながらお店の前を通っていく人。
コトリ工房をネットでみつけて、代々木公園まで会いにきてくれた人。
土のこと、型染めのこと、知りたいことをまっすぐ質問する人。
1年前からTシャツをほしいと思っていたといってくれる人。
コトリの作品に愛を感じるといってくれた人。
小鳥が大好きな人。
去年失くした最愛の小鳥さんのことを話してくれた人。
そして、応援にかけつけてくれた友人、家族たち。
一緒に小さなほこらですごした、みゆきちゃん、さよちゃん、緑のコトリさん。

一つ一つ、一人一人の出会いが、コトリをまた一つ強くしてくれました。
叶わない夢はないと思います。自分がどこにいきたいのか、なにをしたいのかを知っていれば。
アースデイの出店を終えて、ある強くてあたたかい夢がコトリの心に浮かびました。

そうめんの箱のふたで作った看板、手描きのサラシ垂れ幕、つくだにのはいっていた木のケース、商店街でひろったダンボールで作った看板。どれも等身大のコトリです。
立派じゃなくてもいい。プロっぽくなくてもいい。大物じゃなくてもいい。
だけど、自分が大好きだと思うものを作り続ける。

ありがとう!



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