壺屋の物件拝見。

コトリ

2006年11月26日 16:51

1DKで2人暮らし+2羽をはじめて5ヵ月が過ぎました。
せまい部屋だとストレスがたまりケンカも増えると聞いていましたが、意外と平和に暮らしています。なので、春には一所懸命だった物件探しも、いつしか忘れつつありました。

が、いつものようにやちむん通りを歩いていると、「ここは空き部屋出ないのかな?」と思っていたマンションに「貸」看板が。2LDK、バス・トイレ別。毎日のように前を通っているマンションなだけに、借りる借りないは別にしても、ぜひ中をみてみたい。ということで、早速物件を見せてもらうことにしました。
6畳の和室2部屋に、14畳のLDK。窓は4つもあって、ベランダはL字型で広々。キッチンのシンクも2つあって、ガス台も広々通常の2倍の広さ。何よりも気にいったのは、リビングの窓から見える景色。東窯と赤瓦あの大きなガジュマルの樹とやちむん工房と、コトリの住む高江洲アパートとおんぼろ屋敷とその一帯が見える!つまり、コトリの大好きな壺屋一丁目周辺が見渡せるのです。窓をぜんぶあけると、気持ちのいい風が通り抜けていきます。

「見るだけ、見るだけ」のつもりだったコトリの気持ちはグラグラとゆれました。「家賃は今の2倍になるけれど、2人暮らしだから少し節約すれば大丈夫」。緑のコトリさんに感想を聞くと「いいね、最高だね」と気にいっている様子。よし、よしと引っ越しのことを思い描いていると、緑のコトリさんがポツリと一言。「こういう物件もあるといういい勉強になった」。はっ?なんだその距離をおいた発言は。

そのあとも、何かにつけて「このマンションに住んだらこんなにステキだ」という話題をもちかけても、緑のコトリさんは反応が薄い。そして、気が付くと違う話題になっているのです。思えば、わたしたちの家探しはいつもこのパターン。
コトリが「見るだけでも!」と軽くさそい物件を見る→気に入って引っ越す気まんまんのコトリ→緑のコトリさんが現実的な問題を示す→あきらめる。

まあ、来年のわたしたちの計画を考えると、今は大好きな高江洲アパートでつつましく暮らしているほうが賢明なのはわかってはいるのですが。夢みるコトリでした。
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