2006年09月25日

秋の音を聴く。

この季節になると、夜聴こえてくる音があります。
場所は壺屋町民館からです。
「サー、サー、サー、サー」。
旗頭の練習する声と音。あと10日もすれば那覇の大綱引きです。

今も窓から大人たちのかけ声が聴こえてきます。
夕方には子供たちの声が。
壺屋に暮らすようになってからは、すっかり秋のBGMになりました。
夏のBGMは与儀公園から聴こえてくるエイサーの音。

1年の生活の中に祭りの音があるのは、沖縄にいればあたり前のことかもしれませんが、
コトリにとってはとても新鮮で、すごいなーと感心することの一つです。
沖縄に暮らしていると、四季の変化が小さいかわりに、文化的なことによって季節の移り変わりを感じることができるような気がします。
1年が旧暦にあわせて進んでいくのも、人の体にはしっくりくる。
いつか沖縄ではないところで暮らすことになっても、この1年のリズムをしっかり焼き付けておきたいなと思うのでした。


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Posted by コトリ at 22:03│Comments(2)沖縄文化
この記事へのコメント
「音」で「秋を感じる」かぁ。
いいですねぇ~。

コトリさんの言葉の端々に、何か先を、将来を見据えた何かを
感じるのですが・・・
Posted by 亜 at 2006年09月28日 22:47
亜さん

季節は、音とか風とか香りで感じるものなのかもしれないね。

具体的ではなくても、自分の未来って漠然とぼんやりと
見えている気がしてね・・・
不思議だけど。
Posted by コトリ at 2006年09月29日 23:42
 
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