2006年10月11日

ヨーガビー

これは後から知ったことなのですが、わたしたちが久高島に行った日は、旧暦8月9日~8月12日にあたり、「島では神と一緒に悪霊も入ってきている」と信じられている時期だったらしいのです。
とくに旧暦の8月11日にあたる10月2日は「ヨーガビー」と言われ最も悪い日とされ、島では神人(かみんちゅ)や島の人たちが厄払いの儀式をするそうです。

ということは、わたしたちが久高島に訪れたのは、「ヨーガビー」(妖火日とも書くらしい…)の前日の10月1日。かなり危ない日に行ったことになります。だって、そんなこと知らなかったのですから。

この「ヨーガビー」というのは、久高島だけのことではなく、さまざまなエネルギー、霊、妖
怪、等が一番闊歩しやすい時期と言われているそうです。
旧暦8月は不安定になりやすい時期で、敏感な人は頭痛などの体調不良も起こりやすくなるとか。

それにしても妖怪が闊歩するって…。

沖縄には、御嶽(うたき)や拝所(うがんじょ)などの霊的な空間がたくさん存在します。
見えない世界との共存。これは沖縄暮らしのポイントかもしれません。
そんなことをひしひしと考える今日この頃のコトリです。


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Posted by コトリ at 00:30│Comments(5)沖縄文化
この記事へのコメント
取りあえず、体調は無事なの?
そーだよね、あまり良くない事がたくさんおこるのは妖怪の
いたずらだったのね。そうそう!何故頭痛なのか。あたしも御嶽は頭痛だよ。
お腹とかが痛いとかは特にない。頭が痛くなるの。なぜ?
Posted by toropic at 2006年10月11日 16:02
ことりさん、こんばんわ。
久しぶりにお邪魔したら、大変だったんですね〜。
私の姉も霊感が強く、幼い頃からよく異次元の世界の方々と
お話できる体質のようです。
なので、行く場所によっては気分が悪くなる事も多々あって
何かと苦労も多いよう。。。同じ姉妹でも私はまったく違う体質なのですが(笑)

沖縄では、昔から「サングワァ〜」と言って細い草などで結んだ魔除けを
作ります。小さい子供が夜の外出時や、お墓に行く時などにおば〜ちゃんが
作ってくれます。
次回から、そういう場所を訪れる際にはサングワァ〜と島マースお忘れなく。早く体調が戻るといいですね。お大事に。
Posted by ままち at 2006年10月11日 22:08
toropicさん

うん、元気になったよー。(でも緑のコトリさんがまだ・・・)
今、読んでいる本に書いてあったんだけど、ユタの人が神様や霊と交信する時、頭に憑依させるんだって。で、通じるようになることを「頭をひらく」というらしい。頭痛と関連があるかはわからないんだけど、霊的なことは頭がポイントになってくるのかもしれないね。だから頭痛?


ままちさん

こんばんは!沖縄の女性は霊感体質の人が多いように感じますが、それも古来からの文化とか習慣によるものなんでしょうかね?感がいい方はたしかに、苦労も多そうです。たよられたりするんでしょうね。
それはみなが「サン」とよんでいるものですね。「サングワァーと島マース」これからは、特別な場所に行くときはもっていくことにします。
ところでサングワァーは自分で作るものですか?それとも売っているものですか?意識してみたことがないので、今度見て見たいです。
ご心配とアドバイスありがとうございました。
Posted by コトリ at 2006年10月11日 22:57
そして10/10からは弥勒の扉が開いたそうですよ、、
Posted by lotus55 at 2006年10月13日 00:14
lotus55さん

弥勒菩薩?その扉が開くとはどういうことでしょう!?
どうか教えてください・・・
Posted by コトリ at 2006年10月13日 22:09
 
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