2008年05月13日

エリック・カール展

エリック・カール展

松屋銀座で開催されていた絵本の魔術師「エリック・カール展」最終日にいってきました。
乳母車に赤ちゃんをのせたお母さんがたくさんきていました。
エリック・カールさんの代表作といえば「はらぺこあおむし」。
おなかをすかせた小さなあおむし君が、いろんなものをどんどん食べて成長して美しい蝶になるお話。
あおむし君が通った食べ物の絵は、実際に紙にまーるい穴があいています。
「ティッシュー」とよんでいる色をつけたうすい紙をきりとって絵にする、コラージュという技法をつかっています。
会場では、その制作風景をビデオで見ることができました。
何枚ものきれいに色をぬられた紙が印象的でした。

エリック・カールさんの独特の技法や色の美しさもさることながら、ストーリのおもしろさ、シンプルさ、あたたかさに惹かれます。
子供たちに向けて、メッセージが飾られていました。
「まわりにやさしくなろう」

動物を、人を、世界をやさしい目でみているからこそ生まれた数々の絵本たち。
大切なのはなぜ絵本を作りたいのかだということをあらためて思いました。



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