2008年07月15日
「センセイの鞄」
「西の魔女が死んだ」で泣いたと思ったら、また泣いた。
最近、コトリは読書中毒にかかってしまったようです。
2日に1冊のペースで小説を読み続けています。
マニアックなものではなく、どれもヒットした本が中心です。
最近、読んだものはほとんどはずれがなく、感想を日記に書きたくても読書のペースに筆がおいつかないです。
でも「センセイの鞄」 (川上弘美)については、どうしても今すぐ書かずにはいられない気持ちになりました。昨日の夜中、最後のところを読み終わり、小鳥たちも夫も寝静まった暗闇の中でおいおい泣きました。悲しくて、でも幸福な気持ちで。
数年前、友人が「コトリは好きだと思うよ。おすすめだよ」と紹介してくれた本でした。
高校の恩師センセイと主人公ツキコさんのお話です。
恋愛小説というにはあまりにもゆるやかで、おぼろげで、それでいて愛が深い。
センセイが「ツキコさん」と言ったあとに、ほめる言葉も諭す言葉も心地よく響くのです。
国語の先生だったセンセイは、言葉がとても正確で笑ってしまうほど美しいのです。
人を好きになることは、年齢は関係ないなと思いました。自分のも、相手のも。
心にススがついたような時は、この本を何度もよみかえすことでしょう。
センセイとツキコさんの会話が洗ってくれます。
最近、コトリは読書中毒にかかってしまったようです。
2日に1冊のペースで小説を読み続けています。
マニアックなものではなく、どれもヒットした本が中心です。
最近、読んだものはほとんどはずれがなく、感想を日記に書きたくても読書のペースに筆がおいつかないです。
でも「センセイの鞄」 (川上弘美)については、どうしても今すぐ書かずにはいられない気持ちになりました。昨日の夜中、最後のところを読み終わり、小鳥たちも夫も寝静まった暗闇の中でおいおい泣きました。悲しくて、でも幸福な気持ちで。
数年前、友人が「コトリは好きだと思うよ。おすすめだよ」と紹介してくれた本でした。
高校の恩師センセイと主人公ツキコさんのお話です。
恋愛小説というにはあまりにもゆるやかで、おぼろげで、それでいて愛が深い。
センセイが「ツキコさん」と言ったあとに、ほめる言葉も諭す言葉も心地よく響くのです。
国語の先生だったセンセイは、言葉がとても正確で笑ってしまうほど美しいのです。
人を好きになることは、年齢は関係ないなと思いました。自分のも、相手のも。
心にススがついたような時は、この本を何度もよみかえすことでしょう。
センセイとツキコさんの会話が洗ってくれます。
Posted by コトリ at 23:04│Comments(2)
│本・映画・アート
この記事へのコメント
『センセイの鞄』、私も好きな小説です。
このあと、同じ著者の作品をいくつか続けて読みましたが、『センセイ…』が一番自分の好みでした。
「(自分は)意気地がないのです…」(だったかな?)とセンセイが話すくだりが切なくて愛らしくて好きです。
このあと、同じ著者の作品をいくつか続けて読みましたが、『センセイ…』が一番自分の好みでした。
「(自分は)意気地がないのです…」(だったかな?)とセンセイが話すくだりが切なくて愛らしくて好きです。
Posted by まほろ
at 2008年07月16日 20:59

まほろさん
まほろさんも好きなんですね♪
私もほかのを何冊か読んだことがありますが、センセイがだんとつ素晴らしく感じました。
センセイが「ILOVENY」のTシャツを着て出てくる場面とか、雷の時に正座したひざにこわがるツキコさんをのせてギュっとしてくれるとことか、いつも言葉が丁寧なところとか、いつも同じ鞄(旅さえも!)とか、思い出すとキュッとなります。
まほろさんも好きなんですね♪
私もほかのを何冊か読んだことがありますが、センセイがだんとつ素晴らしく感じました。
センセイが「ILOVENY」のTシャツを着て出てくる場面とか、雷の時に正座したひざにこわがるツキコさんをのせてギュっとしてくれるとことか、いつも言葉が丁寧なところとか、いつも同じ鞄(旅さえも!)とか、思い出すとキュッとなります。
Posted by コトリ at 2008年07月17日 23:29