2005年08月17日

紅型修行の道のり -1-

先日、琉球銀行の「りゅうぎん紅型公募展」にいってきました。
入選した作品を見ながら「わたしの作品もいつかここに!」と思いました。

私がまだ旅人だった頃、沖縄の伝統工芸、特に染織のすばらしさに心をうたれました。

そして、さらにそのなかでも「琉球紅型」を見たとき、自分のなかでなにかがひらめきました。
そのひらめきはいつしか「紅型を学びたい」という気持ちにかわっていきました。

さて、学ぶにはどうしたらいいのだろうか?
伝統工芸の世界にまったく縁がない生活を送っていた私にはわかりませんでした。
インターネットで調べて、東京から紅型教室に電話したり、工芸指導所の門を叩いたり。
しかし伝統の壁は予想以上に高く・・・。

「もしや県外の人には教えたくない?」という疑惑すらわいてきました。
実際「伝統工芸は閉鎖的な世界だから、県外の人は入りにくい」ということも聞きました。
紅型事情をリサーチをするうちに、「新しい世界で学びたい」という意気揚々とした気持ちも、しぼみはじめ・・・

<続く>紅型修行の道のり -1-


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Posted by コトリ at 14:17│Comments(6)沖縄文化
この記事へのコメント
15日まででしたね、「公募展」…。見に行くのを忘れてました。
壷屋に住んでらっしゃるので、ヤチムンに興味がおありなのかな?と勝手に想像していました。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 2005年08月18日 08:53
水曜日~日曜日まででしたから、わりと短いですよね。
やちむんも興味あります。シーサ見え歩くのスキです。
焼き物で使う赤土は、絵の具にもなることを知りました。
Posted by コトリ at 2005年08月18日 15:51
コトリさん
私も可愛い焼き物シーサー・器・琉球漆器やら欲しい物が有ったり  
するのですが、値段が高くて手が出ない物も…
友達で工房の仕事をしたり、織りの仕事をしている友達がいますが…
芸大でたまに臨時で教えたりもしてる様です。
その業界私はよくわかりませんが、紹介できる機会があると良いですね…
Posted by fumi at 2005年08月19日 09:49
fumiさん>ありがとうございます。壺屋に住んでいるのですが、陶器は教室で自分で作ったものしかもってなく、柄のかわいい壺屋焼きをいつか手にいれたいと思っています。
紅型の世界は、まだまだ遠いですが、少しづつ近づけるように、沖縄に来た頃の気持ちを忘れずにいようと思います。
Posted by コトリ at 2005年08月19日 14:34
こんばんは。
今日はここまで読みました。

先日宮古に行ったのですが
宮古上布の最終工程を特別にやらせてくれました。
(長々真剣に見てたから)
作業は布をたたく作業。
思ったとおりすごく難しかったです。

伝統工芸にはとても興味があります。
Posted by ぱふ at 2005年11月19日 20:44
ぱふさん>宮古上布ステキですよね。私は紺色が好きなので、宮古上布のあのうすくて繊細で、でもしっかりした感じにひかれます。
最終工程をやらせてもらえたなんて、ラッキーでしたね。
宮古上布は、技術がとてもむずかしいので、後継者が少なくなっているというのを聞きました。
映画で宮古上布をテーマにしたものを見たことがあります。タイトル忘れたけど。
Posted by コトリ at 2005年11月19日 22:05
 
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