2005年10月12日
秋の読書 ・・・王国その1・・・
よしもとばななの「王国 その1 アンドロ・メダハイツ」を読みました。
私にとって、ばななさんの小説は読みやすく、共感するところが多いです。というわけで、今回も苔緑さんから借りた「王国 その1」を3日間ほどで読み終わりました。
山で薬草茶を処方するおばあさんと二人暮しをしていた雫石(女の子)が、おばあさんが外国に行くことになり、都会に出て一人暮らしをするお話しです。

私にとって、ばななさんの小説は読みやすく、共感するところが多いです。というわけで、今回も苔緑さんから借りた「王国 その1」を3日間ほどで読み終わりました。
山で薬草茶を処方するおばあさんと二人暮しをしていた雫石(女の子)が、おばあさんが外国に行くことになり、都会に出て一人暮らしをするお話しです。
中でも、印象にのこった場面は、
雫石がアシスタントをする占い師のところにきた少年の話。
その子は逃げてしまったインコの行方を聞きにきたのです。
占い師は、インコの羽根を握り答えます。
「ごめんね、ピロちゃんはもう天国だ。いなくなってずいぶんたつね、冬が越せなかったんだ」
そして、少年の「僕をうらんでいませんか?」という問いに
「恨んでないよ、大丈夫。道に迷ってしまっただけだから。君に会いたいなとは思っていたけれど、君に対して悪い気持ちを少しももたずに天にのぼったよ」
実家のオカメインコのミミがいなくなって約3週間の私にとって、
この部分は胸がズキンとしました。
そして、その人の心と体にあった薬草茶を作るお店どこかにあったらいいなと思うのでした。
雫石がアシスタントをする占い師のところにきた少年の話。
その子は逃げてしまったインコの行方を聞きにきたのです。
占い師は、インコの羽根を握り答えます。
「ごめんね、ピロちゃんはもう天国だ。いなくなってずいぶんたつね、冬が越せなかったんだ」
そして、少年の「僕をうらんでいませんか?」という問いに
「恨んでないよ、大丈夫。道に迷ってしまっただけだから。君に会いたいなとは思っていたけれど、君に対して悪い気持ちを少しももたずに天にのぼったよ」
実家のオカメインコのミミがいなくなって約3週間の私にとって、
この部分は胸がズキンとしました。
そして、その人の心と体にあった薬草茶を作るお店どこかにあったらいいなと思うのでした。
Posted by コトリ at 13:04│Comments(11)
│本・映画・アート
この記事へのコメント
読んでみたい!私もばななさんの本は好きです!
元々、本好きで一度読み出すと止まらない。続きが気になって眠れない。
朝まで読んでしまい、何度後悔したことか。でもやってしまう。
実家のミミちゃんと重なる内容。薬草茶が欲しくなるのが分かります。
元々、本好きで一度読み出すと止まらない。続きが気になって眠れない。
朝まで読んでしまい、何度後悔したことか。でもやってしまう。
実家のミミちゃんと重なる内容。薬草茶が欲しくなるのが分かります。
Posted by chuchu at 2005年10月12日 15:29
コトリさん。あのね、聞いてもいい?
人形の家に出てくる奇麗で可憐な
コトリさんて、コトリさんの名前と関係が?
私はコトリさんの日記を読んでいると、もう、どうしても
あのコトリさんが思い出されてしまってとめられないの。
いきなり聞いちゃってごめんなさい。
吉本さんの本がそういう内容だとは少しも知りませんでした。
今度チャンスがあったら読んでみたいです。
人形の家に出てくる奇麗で可憐な
コトリさんて、コトリさんの名前と関係が?
私はコトリさんの日記を読んでいると、もう、どうしても
あのコトリさんが思い出されてしまってとめられないの。
いきなり聞いちゃってごめんなさい。
吉本さんの本がそういう内容だとは少しも知りませんでした。
今度チャンスがあったら読んでみたいです。
Posted by 豆乳ラテ at 2005年10月12日 19:00
私の移住日記にも、なぜかばななさんが登場するのでお立ち寄りください!
Posted by lotus55 at 2005年10月12日 22:33
chuchuさん>「王国シリーズ」は、ばななさんのライフワークで書いているそうです。その2まで出ていますが、はやく続きが読みたいです。
朝まで一気に読んでしまうほど面白い本と出会えるのは幸せですね。
豆乳ラテさん>それは、児童文学の「人形の家」ですよね?イプセンでなくて。実はまだ読んでいないのです。気になります、人形の家に出てくるコトリさん。どんなコトリさんなんでしょう?今度読んでみますね。
ばななさんの「デッドエンドの思い出」は読んだことありますか?
最近読んだばななさんの作品の中では、これが一番お気に入りです。
朝まで一気に読んでしまうほど面白い本と出会えるのは幸せですね。
豆乳ラテさん>それは、児童文学の「人形の家」ですよね?イプセンでなくて。実はまだ読んでいないのです。気になります、人形の家に出てくるコトリさん。どんなコトリさんなんでしょう?今度読んでみますね。
ばななさんの「デッドエンドの思い出」は読んだことありますか?
最近読んだばななさんの作品の中では、これが一番お気に入りです。
Posted by コトリ at 2005年10月12日 22:55
lotsu55さん、こんにちは。はい、今から見にいきます!
Posted by コトリ at 2005年10月12日 23:00
漢字からひらがなになったのですよね、ばななさん。
という話は知っていても、読んだことありません。
以前の時計の時も書きましたが、通勤がなくなってからは
「本を読む」という機会も随分減ってしまいました。
図書館には良く行きますが、料理本なんかばかり借りてます。
という話は知っていても、読んだことありません。
以前の時計の時も書きましたが、通勤がなくなってからは
「本を読む」という機会も随分減ってしまいました。
図書館には良く行きますが、料理本なんかばかり借りてます。
Posted by kyo at 2005年10月13日 01:32
kyoさん>おはようございます。
そうそう、ばななさん「吉本ばなな」→「よしもとばなな」になったのです。
沖縄は読書率が低いと聞きますが、やはり通勤は車が主流なのもあるかもしれませんね。
料理本、実用的でよいですね!本屋に行くとほしくなるのですが、購入するとほとんど読まないのです・・・
そうそう、ばななさん「吉本ばなな」→「よしもとばなな」になったのです。
沖縄は読書率が低いと聞きますが、やはり通勤は車が主流なのもあるかもしれませんね。
料理本、実用的でよいですね!本屋に行くとほしくなるのですが、購入するとほとんど読まないのです・・・
Posted by コトリ at 2005年10月13日 08:56
ばななさんの本は旅モノシリーズが特に好きなのですが、
私は「からだはみんなしっている」(でしたっけ?)の「田所さん」と、
「なんくるない」の「ちんぬくじゅうしい」のあるフレーズが大好きなんです!
私は「からだはみんなしっている」(でしたっけ?)の「田所さん」と、
「なんくるない」の「ちんぬくじゅうしい」のあるフレーズが大好きなんです!
Posted by lotus55 at 2005年10月13日 23:00
「田所さん」、なんだかうっすら記憶にのこっています。
人がいいおじさんの話ですっけ?
私、読んでもすぐ忘れるんです。(笑)
「なんくるない」は、ちらっと立ち読みしただけで、まだ読んでいないので楽しみです。ばななさん沖縄スキですもんね。
人がいいおじさんの話ですっけ?
私、読んでもすぐ忘れるんです。(笑)
「なんくるない」は、ちらっと立ち読みしただけで、まだ読んでいないので楽しみです。ばななさん沖縄スキですもんね。
Posted by コトリ at 2005年10月13日 23:16
「人形の家」は児童文学のほうです。
私は大人になってから読みましたが、とても
よかったです。
吉本ばななさんの本は読んだことが無かったのですが、
友達に聞いたら本を持っているということだったので、
貸してもらうことにしました。
「キッチン」って映画はむかーし観たと思います。
私は大人になってから読みましたが、とても
よかったです。
吉本ばななさんの本は読んだことが無かったのですが、
友達に聞いたら本を持っているということだったので、
貸してもらうことにしました。
「キッチン」って映画はむかーし観たと思います。
Posted by 豆乳ラテ at 2005年10月14日 22:31
豆乳ラテさん>児童文学や絵本でも、大人になってからのいい出会いってありますよね。「人形の家」読むの楽しみです。
映画「キッチン」、大好きです。はじめて見た時は「なんとまったりした眠くなる映画でしょう」と思ったのですが、もう一度見たら、かなりお気に入りになりました。
ばななさんの公式サイト内
http://www.yoshimotobanana.com/
に「日記」があるのですが、おもしろくてよくチェックしています。
映画「キッチン」、大好きです。はじめて見た時は「なんとまったりした眠くなる映画でしょう」と思ったのですが、もう一度見たら、かなりお気に入りになりました。
ばななさんの公式サイト内
http://www.yoshimotobanana.com/
に「日記」があるのですが、おもしろくてよくチェックしています。
Posted by コトリ at 2005年10月15日 05:28