2006年03月18日
沖縄県工芸指導所展

「手仕事」といわれる伝統工芸の技術のなかにも、コンピュータ化の波がきているようです。
紅型はの柄は、「梅」とか「松」とか「藤」とか「蝶」などの古典的模様が多く登場するのですが、今ではの古典柄をデジタルデータとして保存しているようです。
パソコンのソフトに「イラストレーター」というものがありますが、データは「点と線」で構成され、デザインの仕事で広く使われています。紅型の柄も、このイラストレーターで作成できるようです。
一つの模様を作れば、コピーも拡大・縮小も自由自在。直線も曲線も、手描きより正確です。
色を塗るのもボタン一つですから、何パターンの色の組み合わせをすぐに試せます。
そうしてできあがった図案を「彫る」のが次の作業です。
この「型を彫る」という作業は、技術の差が出るところといわれていますが、ここでもまたコンピューターの登場。「自動型彫り機」です。型紙に描いた図案を、このコンピューターが正確によみとり、彫っていくのです。しかもすごいスピードで。同じ図案を人が彫ると8時間かかるところを、自動堀り機は50分ほどで彫ってしまうそうです。ただ今の段階では、自動彫り機で彫った型を使った作品は「伝統工芸」とは認められてないなそうですが。
日常の生活でも、今までは定規と鉛筆でやっていたことや、そろばんや電卓でやっていたことなどが、パソコン一つですんでしまうことは多くなりつつあります。
コンピューター化が進んでいく上で、消えていく職業も確かにあります。
こうなってくると、アイディアやデザイン力、マーケティング力が人の能力を発揮する分野かもしれません。アナログのよさと、コンピューターの便利さを理解し活用することが大切だなと思うのでした。
この「型を彫る」という作業は、技術の差が出るところといわれていますが、ここでもまたコンピューターの登場。「自動型彫り機」です。型紙に描いた図案を、このコンピューターが正確によみとり、彫っていくのです。しかもすごいスピードで。同じ図案を人が彫ると8時間かかるところを、自動堀り機は50分ほどで彫ってしまうそうです。ただ今の段階では、自動彫り機で彫った型を使った作品は「伝統工芸」とは認められてないなそうですが。
日常の生活でも、今までは定規と鉛筆でやっていたことや、そろばんや電卓でやっていたことなどが、パソコン一つですんでしまうことは多くなりつつあります。
コンピューター化が進んでいく上で、消えていく職業も確かにあります。
こうなってくると、アイディアやデザイン力、マーケティング力が人の能力を発揮する分野かもしれません。アナログのよさと、コンピューターの便利さを理解し活用することが大切だなと思うのでした。
Posted by コトリ at 16:58│Comments(10)
│沖縄文化
この記事へのコメント
この様な情報が少ないので。。
参考になりました、
伝統工芸・・家内工業的手作業・・
収入と未来。。考えさせられます。。
狭間の中で・・葛藤しています。
情報、ありがとうございました。
参考になりました、
伝統工芸・・家内工業的手作業・・
収入と未来。。考えさせられます。。
狭間の中で・・葛藤しています。
情報、ありがとうございました。
Posted by 島吉 at 2006年03月18日 19:59
島吉さん>お気持ちわかります。わたしも、自分の進みたい方向と、その業界の未来と、そして生計をどうたてていくかという、このバランスのむずかしさをいつも思います。
でも、大切なのはアイディアとセンス。昔ながらのこだわりと、それを現代にあった形にしていくというところに、未来の希望をみています。がんばりましょう!
でも、大切なのはアイディアとセンス。昔ながらのこだわりと、それを現代にあった形にしていくというところに、未来の希望をみています。がんばりましょう!
Posted by コトリ at 2006年03月18日 21:20
もしかして、工芸指導所展、もう終わってしまいましたか?
うちから近いので、見に行きたいのです。
うちから近いので、見に行きたいのです。
Posted by あっきぃー at 2006年03月19日 04:32
あっきぃーさん>今日(日曜日)までやっていますよ。10時から夜6時まで。
作品も販売していて、楽しかったです。ぜひ行ってみてください。
えっ、お家が近い?
作品も販売していて、楽しかったです。ぜひ行ってみてください。
えっ、お家が近い?
Posted by コトリ at 2006年03月19日 09:22
いろいろ複雑な心境になるところはあるけど、
時代に受け入れられていくようにしていかないと、
そのもの自体が消えていく可能性があるしね。
伝統を受け継ごうとしていく人たちがジレンマを感じ、
悩むところなんだと思います。どの世界においても。
芯の大きな幹さえしっかりしていれば、
違うものが接木されていっても、変化していっても、
きっと大丈夫だと思います。
時代に受け入れられていくようにしていかないと、
そのもの自体が消えていく可能性があるしね。
伝統を受け継ごうとしていく人たちがジレンマを感じ、
悩むところなんだと思います。どの世界においても。
芯の大きな幹さえしっかりしていれば、
違うものが接木されていっても、変化していっても、
きっと大丈夫だと思います。
Posted by 亜 at 2006年03月19日 09:35
幹がしっかりしている技術とか人は、意外と保守的じゃないなーと思うことがよくあります。時代をよく読んでいて開放的。
だって本質でないところを一生懸命守ってるだけでは、ほんとうに大切なところは守れないと思うから。
今、自分のことだけを言うならば、「好き」と思うことにただ素直に向き合っていきたいです。
だって本質でないところを一生懸命守ってるだけでは、ほんとうに大切なところは守れないと思うから。
今、自分のことだけを言うならば、「好き」と思うことにただ素直に向き合っていきたいです。
Posted by コトリ at 2006年03月19日 12:57
石垣に、まさに紅型の画をデジタルで処理するフリーの
デザイナー?さんがいるという噂を聞いたことがあります。
デザイナー?さんがいるという噂を聞いたことがあります。
Posted by lotus55 at 2006年03月19日 14:18
lotus55さん>石垣島にそんな噂の人がいるのですね。紅型の古典柄をデジタル化しデータベースにしていくという仕事はなかなか楽しそうです。
わたしもアナログの技術習得と同時に、デジタル化もチャンレンジしていきたいと思っているところです。どちらも目をとっても使う作業だから、ブルーベリー食べながらがんばります!
わたしもアナログの技術習得と同時に、デジタル化もチャンレンジしていきたいと思っているところです。どちらも目をとっても使う作業だから、ブルーベリー食べながらがんばります!
Posted by コトリ at 2006年03月19日 17:37
今日はご連絡ありがとうございました。
行く気満々だったのですが、内地から来た客人の案内が入って行くことができませんでした・・・。残念です。
次の機会に行きますね!
行く気満々だったのですが、内地から来た客人の案内が入って行くことができませんでした・・・。残念です。
次の機会に行きますね!
Posted by まほろ at 2006年03月20日 01:59
まほろさん>それは残念でしたね。制作したものも販売していて、今年はじめていった指導所展ですが、来年もいきたいなーと思いました。
まほろさんもぜひ来年はいってみてください!
まほろさんもぜひ来年はいってみてください!
Posted by コトリ at 2006年03月20日 23:36