2006年05月24日
ダライ・ラマへと続く道(in 安曇野)
を歩いてきたのは、昨日の日記にも登場した謝孝浩さん。
雑誌『Coyote』No.5(スイッチ・パブリッシング)で行ったチベットでは、ダライ・ラマの単独インタビューを実現したのです。願ったからといって、誰もがダライ・ラマに会えるわけではありません。むしろ、会えたことは奇跡みたいに思うほどです。謝さんは、ずっとチベット文化に興味をもっていたそうで、インドヒマラヤのスピティ地方にも旅をしています。
今回、安曇野で行われたイベント「希望の旅路 藍の空、チベットの空」の前半では、チベット取材ノスライドショーを見ることができました。ダライ・ラマが、中国支配下のチベットからインドへと亡命した(1959年)ルートをたどるこの旅は、まさにダライ・ラマへと続く道だったのだと思います。若き日のダライ・ラマがどのような思いで、このヒマラヤを越え、世界を見つめたのか・・・
わたしも、このスライドショーを見ながら「けして戻れない道を行くというのは、どんな気持ちなんだろう?」と胸がいっぱいになりました。そして、謝さんだからこそダライ・ラマに会うことができたんだろうなとも思いました。
(もしも前世というものがあるならば、謝さんはきっとチベット仏教の僧侶だったにちがいない)
イベントの後半は、謝さんの小説『藍の空、雪の島』の朗読が行われました。
カンボジアのポルポト政権下で故郷をおわれた少年ワンディの物語です。
テーマは深刻なのですが、サラサラと流れるように読めるのが不思議です。詩のように美しい言葉のせいでしょうか。声に出して読むと、ワンディの心の透明さがこの世界に浸透していくようです。
ノンフィクション『カンボジアからやってきたワンディ』(新潮社)を下敷きにして書かれたこの小説、coyoteの新井編集長と謝さんが1年半かけて生みだしました。
この日、イベントの行われた「森のおうち」の玄関に、一本のあすなろの木が植えられました。
そんなの中々ないですから。。
以前チベットに言った事があって
その文化に触れると今でもそのチベットのなかでの
色々な所からの支えになっているだろうなって
思います。
コヨーテいい本ですよね(^^)
政治的なことで、その民族の文化が小さくなっていくのは悲しいことです。
コヨーテ、とってもスキな雑誌です!
以前、映画で「セブンイヤーズ・イン・チベット」を観て、
(観たきっかけは映画の内容もあまり知らずにただ、ブラピが主演で出てたということだけだったのですが・・(^_^;))
ダライラマさんに関心をもっていろいろ本などを読んで
とても感銘を受けました。
今回、コヨーテという雑誌のこと初めて知りました。
是非読んでみます!
コヨーテ、素晴らしい雑誌だと思います。ぜひ読んでみてくださいね!