2010年05月06日

大海を渡った植物たちの話

大海を渡った植物たちの話
制作・撮影:緑のコトリ

「Medicine Art 2010」の中のイベント「大海を渡った植物たちの話・カヌープランツ」に参加しました。お話してくださったのは、ハワイの自然と文化に詳しい近藤純夫さん。
イベントのお知らせメールを読んで、「近藤純夫さん」という名前に何か見覚えがあるなーと思ったところ、目の前の本棚をみて「あっ、やっぱり!」。「ハワイアン・ガーデン 楽園ハワイの植物図鑑」の著者じゃないですか。

この本はお友だちから、結婚祝いにいただいた大切なお気に入りの本です。写真と植物学的な説明のほかに、その植物にまつわる文化、歴史なども解説されていて、ハワイに旅する時はぜひ携帯したいと思っています。ほんとうにステキな本です。

なのでめぐりめぐって、この本の著者にお会いできるなんて、とてもうれしいことでした。
そしてここ1年、植物に対する思いは募る一方のわたし。ポリネシアの人がハワイに渡ってきた時に、一緒に連れて行った家族のような植物のお話がきけるのがとても楽しみで。

今から1000年以上も昔、ポリネシアの島々に暮らす人たちが、小さなカヌーで海を渡り、ハワイの島に移り住んだそうです。その時、一緒にカヌーにのってやってきた24種類の植物たちをカヌープランツとよびます。タロイモ、ココヤシ、クワズイモ、ハウ、ククイ、パンの樹、ティーなどなど、生活の中でどうしても必要だったので、カヌーに乗ってはるばるやってきたのです。これらの植物たちは、ほかのとは「伝統植物」として区別されているそうです。人と植物との深い結びつきを感じずにはいられません。

お話のあとは、高木夕可里さんさんによるレイメイキングワークショップ。カヌープランツのお話にもでてきた「ティー」の葉でレイを作りました。ティーリーフは、浄化力の強い守りと癒しの植物だそうです。沖縄を旅立つ時、フラの仲間たちからいただいたティーリーフのレイは今でもお守りとして部屋に飾ってあります。シンプルで力強いティーリーフのレイ。今度は誰かのために作ってあげたいです。

古典フラの披露もあり、アロハな気持ちがあふれる一日でした。
誘ってくれたフラガールちかちゃんに感謝です。
そして旅の仲間たちも楽しい時間をありがとう!



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