2010年07月23日

和菓子屋2階の6畳間

しばらく「部屋探しネタ」は続くことになりそうです。
今すぐ引っ越したいわけでないのに、自由な時間にまかせ積極的な物件見学をしています。

わたしにとって、暮らすことになるかもしれないその「部屋」は、友だち(もしくは恋人)との出会いに似ているかもしれません。惹かれるところがあれば、何度も会ってその部屋(家)のもっているいろんな面を知りたいと思います。

朝の光はどんなかな?昼の空気はどんなかな?
夕焼けは部屋の中にはいってくるかな?夜の静けさは?
周りにどんな植物が生えているかな?大家さんはどんな人かな?
窓から見える景色は気持ちいいかな?

遠くから、近くから、上空から、サイドから、その家をみてみたいです。
以外と上空から見るという人は少ないかもしれませんが、できればみておいたほうがよいと思います。地形や近隣の様子がうかがえて、以外と決定打になります。
近所の高いビルや高台からみるのです。

先日、不動産屋さんとお部屋めぐりをしている時に伝えたのは、「設備が最新だとか、完全にととのっているかどうかよりも、窓からの景色と、光と風が通るかが一番重要です。窓の外に大きな樹がたっていたら最高です」ということ。
あるお部屋にいった時に、窓ガラスに蔦の葉がはりついて、あまりの元気さに網戸のすき間から室内に入り始めているのをみつけました。「こういうの好きです。植物の力が強くて、こちらまでグイっとくる感じ」と言うと、不動産屋さんは「ほんとですか?」と少し驚いてました。

今日は不動産屋さんに教えてもらった物件を3つ、一人でめぐってみました(外側だけ)。
なんと3つの物件ともに、家の周りには樹がたっていました。
一番心をひかれたのは和菓子屋さんの2階のお部屋。
この和菓子屋さんが素朴できどったところがひとつもなくて、じーんとするたたずまいなんです。
水饅頭とお赤飯を買ってかえってきたので、これからいただきます。

不動産屋さんが紹介してくれる物件が、わたしの希望にぐっと近づいてきたのがとてもうれしかったです。



同じカテゴリー(コトリ不動産(家探しの旅))の記事
トタン屋根の雨音
トタン屋根の雨音(2012-06-02 16:17)

不思議の緑館
不思議の緑館(2011-11-18 17:31)

土地の神様
土地の神様(2011-10-04 11:03)

沖縄の風景
沖縄の風景(2011-09-30 10:59)

夕焼け学(西日学)
夕焼け学(西日学)(2011-01-23 15:43)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。