2010年07月30日

ビー玉が転がる家

不動産屋さんに紹介されて、またまた家をみてきました。
3DK50平米。紋章屋さんの2階の一軒家。十分な広さ。
随所にみられる昭和なデザイン。窓の外には何本か樹がたっています。

が、フローリングの部屋に立ってみると、体が後ろにひっぱられる感じ。
正座をしみてみると、意識しないと床からひざが浮いてしまうのです。
「この床、斜めになっていませんか?」(コトリ)
「そうですね・・・、なにしろ古い建物なので」(不動産屋)
「わたし、床が傾いている部屋にすんだことがないんですが、(不動産屋さんは)暮らしたことがありますか?」(コトリ)
「ありません。線路脇の部屋には住んだことありますが、その時はなれました。
不具合は直すことはできませんが、家賃はさげてもらえそうですよ」(不動産屋)

部屋が一つへってもいいから、床は地面とまっすぐであってほしい。
そのように不動産屋に伝えました。
わたし、乗り物酔いしやすい体質なんです。坂道も長いこと立ち止まっていると、気持ち悪くなってくるひ弱な子なので、床が傾いているのはむずかしいかも。

この家のうしろには、高級高層マンションがたっています。
おそらく、地下を深く掘った時に地盤沈下を起こして、この小さな家は影響を受けたのかもしれません。全体的に、マンションがある方向に傾いているような気がしました。かわいそうなお家。家に罪はない。

最近、家が生きものにみてきました。



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